ソリッドワークス・ジャパンは、「SOLIDWORKS 2015」の日本国内での販売を、11月4日から開始する。
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■ 「SOLIDWORKS 2015」について

ダッソー・システムズは、多くのユーザーに支持されている3次元設計ソフトウェア・ソリューションの最新リリース版である、「SOLIDWORKS 2015」を、2014年9月18日に発表した。「SOLIDWORKS 2015」を活用することで、ユーザーは日常的な作業の生産性を高め、業務プロセスを最適化し、運用コストを削減し、設計に関するより多くの課題を解決できる。なお同製品より一部機能についてクラウド対応も実装している。
直感的に使える統合3次元開発環境を実現する「SOLIDWORKS 2015」は、3次元設計、設計検証、電気設計、製品データ管理、コミュニケーションなど、製品開発プロセスのあらゆる状況に包括的に対応。設計者は、複数の専門領域を効率よく包括し、設計サイクルを短縮し、生産性を高め、革新的な製品をより迅速に市場へ投入できる。
Dassault Systemes SolidWorks 最高経営責任者(CEO)であるベルトラン・シコ氏は次のように述べている。「当社はユーザーの声に耳を傾け、企業が成長していくにつれて、いかに設計のニーズが急速に膨らむかを目にしてきました。だからこそ、当社はユーザーのニーズを注意深く見極めようと努めています。SOLIDWORKS 2015の新機能の90%以上は、ユーザーから直接頂いたご要望を反映させたものです。また3Dエクスペリエンス・プラットフォームにアクセスできるため、ユーザーはSOLIDWORKSデスクトップ・アプリケーションをクラウド環境につなぐことでこれまでとは違う仕事の進め方ができるようになるだけでなく、今後登場予定のSOLIDWORKSの 工業デザイン用のアプリケーションをはじめとした、3Dエクスペリエンス・プラットフォームに対応する新しいアプリケーションを活用することもできます。本日の発表は、ユーザーに対する当社の継続的なコミットメントを実証するものです」。
「SOLIDWORKS 2015」には、顧客ベース全体ユーザーからの要望に基づく機能強化が盛り込まれているだけではなく、さまざまな業界や市場に対するソリューションも提供する。SOLIDWORKSを活用することで、たとえばコンシューマ製品やアパレル製品の美しさを手軽に高められるほか、建設用機械やビルの設備、工作機械などをより効果的にシミュレーションすることが可能だ。
GEのオイル&ガス事業部門のメカニカル・エンジニアであるRyan Trulli氏は次のように述べている。「3次元モデルそのものを活用して製造するプロセスを重視する際には、モデルベースの定義(model-based definition)に着目することが重要です。そうすることで、全体的な設計サイクルを短縮し、業務を簡素化できます。SOLIDWORKS Model Based Definitionを使えば、部品の製造に必要なすべての寸法データが3次元モデルそのものに付加できます。つまり、作成するドキュメントの量が減り、飛び交う電子メールの数も減り、プロジェクト完了時に維持する必要のあるファイル数も少なくなります」。

●「SOLIDWORKS 2015」ポートフォリオの主な強化点
「SOLIDWORKS 2015」ポートフォリオに盛り込まれた主な点は以下の通り
【日々の生産性の向上】
・モデリング作業よりも設計を重視 形状作成手順を減らす新機能が盛り込まれた
・迅速な情報共有 基本的なパフォーマンスの改良、スピーディな分析、および合理的なアプローチで、ユーザーに迅速な意思決定と設計に集中するためのデータを提供
・ユーザー・エクスペリエンスの向上 グラフィカル インターフェイスを改良して重要なデータをわかりやすく表示し、設計に集中できる
・複数の設計案のシミュレーション モデルに対するさまざまな荷重の組合せの効果を迅速に評価し、結果を追跡
【作業プロセスを最適化】
・コラボレーティブ シェアリング 3Dエクスペリエンス・プラットフォーム上でソーシャル コラボレーション ツールやオンライン データ管理ツールにより容易にアクセスし、迅速な開発と素早い意思決定を可能に
・SOLIDWORKS Treehouse アセンブリを視覚的に作成してトップダウン設計を促進。設計プロジェクトの開始当初からユニット構成を管理できる
・SOLIDWORKS Enterprise PDMのWeb2 モバイルでの接続を実現したことで、ユーザーはいつでも、どこからでもEnterprise PDMに接続することができる
【運用コストの削減】
・SOLIDWORKS Model Based Definition 設計と製造の部門間のコミュニケーションを改善する新製品。製品や製造情報(PMI)を3次元でやり取りできる
・SOLIDWORKS Inspection ドキュメント作成プロセスが簡素化され、ユーザーは検査基準のデータ作成と実測値による合否判定を素早く完了することで品質管理が容易に
・SOLIDWORKS Electrical 電気回路図を迅速に開発し、3次元モデルに組み込むことでより強化された配線とシステムの統合を実現
・コスト分析の強化 溶接、プラスチック、鋳造、3Dプリントなど、さまざまな製造方法に要するコストを試算できる
【より多くの設計課題を解決】
・複雑な曲面をもつ製品の量産性の向上 3次元モデルからフラットに自動展開することで、材料や製造上の問題を特定しやすくなる。この機能はとくに、アパレルやフットウェア、室内装飾品、造船などの業界のユーザーに有用だ
・製品の美しさや使いやすさの向上 パーツやアセンブリ、サーフェスの非対称フィレットを作成することにより、ハイテクや医療、コンシューマ製品業界のユーザーはエルゴノミクスやスタイリッシュなデザインを、柔軟にモデリングすることができる
・機械部品の正確なシミュレーション - 手数と使いやすさに優れたローラーチェーンを活用することで、精密な建設用機械や工作機械の開発に役立つ



■ 関連 URL

・「SOLIDWORKS 2015」国内販売を開始について
 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000006067.html
・ソリッドワークス・ジャパン株式会社
 http://www.solidworks.co.jp