Pixarが「RenderMan 20」をリリースした。今回のメジャーバージョンには、新機能が多数含まれている。現在メンテナンス契約が有効な全てのユーザーは、今回のリリースへの無償アップグレードが可能だ。
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■ 主な新機能
Denoiser
一般的には、物理ベースのレンダリングにおいて完全にノイズのない画像を生成するためには、レンダリングに時間がかかることがある。Disneyによって開発された新しいDenoiserは、最高品質の画像を生成している間のレンダリング時間を劇的に軽減し、2倍から10倍の範囲内でスピードアップ。
Marschner Hair
長編映画作品向けにPixarで作成された特別なヘアーシェーダが、RenderManに含まれるようになった。このシェーダはPixarの独自の制作用に開発およびテストされたため、Marschner Hairシェーダは、その文字どおり、映画品質のレンダリング結果を生成するものだ。このヘアーのシミュレーション用のアドバンスモデルは、最大限リアルな結果を作成することができる。
Visualizer
Visualizerは、ワイヤフレーム、サーフェスのパラメータ表示、法線などを確認するための新しいインテグレータ。さらに、Visualizerの非常に高い効率性により、とくに複雑になりそうな大きなシーン上で、インタラクティブにレンダリングを行うための高速なフィードバックを提供する。Visualizer上でシンプルに切り替えて、カメラの配置や被写界深度へのダイアルインなどを即座に行うことができる。
■ 関連 URL
・「RenderMan 20」について
http://indyzone.jp/blog/archives/2015/07/pixarrenderman_8.html
・株式会社インディゾーン
http://indyzone.jp