オートデスクは、制作スタジオのコラボレーション環境におけるレビューを管理する「Shotgun」の新バージョン「7.0」を発表した。「Shotgun」は、プロジェクトチームの規模によらず、メディアを簡単にアップロード、共有、表示し、追跡するための一元化された直感的なプラットフォームを提供する。新バージョンでは、編集中のカットデータをレビュープロセスに組み込むことが可能になり、最新カットの前後関係を把握しながら作品を確認できるようになった。

■主な新機能

カットのインポート機能
編集の情報を即座にShotgun にパブリッシュできる。変更の概要が表示され、プロジェクトの関係者と共有できる。
どこでもカットを再生
ワンクリックするだけで、ブラウザまたはShotgun RVデスクトッププレーヤーのどちらでもカット全体を確認できる。強力なフィルタリングツールにより、カット内で表示するショットのバージョンをコントロールできる(「最新版(latest)」、「最新版アニメーション(latest animation)」、「最新承認版(latest approved)」を表示するといったことが可能)。
レビューセッションで、カットの前後関係で任意のショットを表示
ショットのバージョンを重ねながら作業しているチームは、レビューセッションで、プレイリストの表示とカットの前後関係でのショットの再生をシームレスに切り替えることができる。
重複カットを追跡
コマーシャルプロジェクトの30秒、60秒、90秒バージョンや、映画プロジェクトのシーケンスおよびトレーラーのカットなどにおいて、重複するカットを含むプロジェクトのすべてのカットの詳細な履歴にすばやくアクセスできる。
APIに対応
カットデータを追跡する新しいデータモデルがShotgunのAPIで公開されている。開発者が在籍するスタジオは自社用にカスタマイズしたパイプラインに統合できる。

■Shotgunが体験できるハンズオンセミナーを開催

8月23日(火)にShotgunに興味がある人、体験版を評価中の人を対象とした「SHOTGUN "How To 評価・検証" ハンズオンセミナー」が開催される。同セミナーでは、実際にPCを使用して基本操作や運用のコツなどを学ぶことができる。開催概要はこちらから。