アセットマネジメントシステムのリーディングソフトウェア CatDVの開発元であるSquare Box Systemsは、2014年9月12~16日にアムステルダムで行われたIBC2014において、次世代のアセットマネジメントソフトウェア「CatDV 11」と全く新しい形のオンラインでのアセットマネジメントを実現する「CatDV Web 2」を発表した。
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■ 「CatDV 11」と「CatDV Web 2」について

「CatDV 11」と「CatDV Web 2」の新機能とツールセットは、編集ソフトウェアPremiere Pro CCおよびリアルタイム コラボレーションプラットフォームAnywhereの新しいワークフローとともに、コンテンツ所有者がより簡単にメディア アセットを再利用して収益化できる仕組みを提供し、プロダクションやポストプロダクションから配信・流通に至るまで、エンドtoエンドのワークフロー効率を大幅に向上させる。Square Box Systemsの最高経営責任者(CEO)Dave Clack氏は次のように述べている。「CatDV 11とCatDV Web 2は、主要なMAMプラットホームとしてあった前バージョンに基づいて構築され、中小規模から大企業に対して性能と能力の段階的な変化を提供します。とりわけCatDV Web 2は、非技術的なユーザーに対して直観的で美しいユーザーインターフェイスを提供し、マーケティング担当者や営業チームがコンテンツを簡単に再利用してコンテンツを収益化することを可能にします。また、CatDVメディア アセット マネージメント システムの最新機能により、CatDVを経由したプロダクション マテリアルの管理が、現在よりはるかにシンプルかつ高速に行えるようになります」。

●「CatDV 11」
顧客からのフィードバックによって実装された「CatDV 11」の主な新機能は次のとおり
・64ビットアーキテクチャ
・最新のデジタル映画撮影カメラや国際放送の配信規格をネイティブにサポートする再生エンジン
・新しいメディア管理ツールと劇的に強化されたユーザーインターフェイス
・主要ビデオ編集ソフトやクリエイティブコラボレーションプラットフォームとの統合
・エンタープライズ規模で展開するための追加機能
「CatDV 11」の新しい64ビットアーキテクチャは、すべてにおいてより速く、より応答性の高いパフォーマンスを提供する。 さまざまな高解像度メディア形式を再生できるCatDVの性能は他に類をみないもの。新しい「CatDV11」のプレーヤーは、RED EpicやAVCHD/MTSフッテージのネイティブ対応と同様に最新の放送形式への対応までサポートの範囲を広げている。「CatDV 11」の、よりクリーンで直感的なユーザーインターフェイスは、既存のユーザーにとっての親しみやすさを保持しながら、新しいユーザーが、よりアクセスしやすくデザインされている。
主な機能は次のとおり。
・便利なブラウジング、インジェスト、ログ記録および検索機能のためのワークスペース作成機能
・複数のカタログやクエリ結果を要する作業プロセスを容易にするタブブラウジング機能
・ユーザー定義により色分けできるスマートラベル機能
・役立つ機能をグループ化しワークフロー改善に便利なツリーナビゲーション機能
・ポップアップパネルによるメタデータプレビュー機能
・迅速なコンテンツ プレビューを可能にするホバー・ツー・スクラブ機能
・大規模企業での展開と自動化を簡単にするグローバルメタデータフィールドの追加

●「CatDV Web 2」
「CatDV Web 2」は、「CatDV」のための全く新しい独立したWebインターフェイスを提供する。それは「CatDV」への唯一のインターフェイスとして使用することも、既存のWebおよびデスクトップのクライアントと共存させることも可能だ。クリーン、モダンかつシンプルなデザインで、完全なブラウザべースで動作する直感的で強力なメディアおよびメタデータ管理ツールセットが提供され、クラウド展開にみられるプロダクションやエンジニアリングチームの外側にCatDVの利用範囲を広げることに適している。

●Premiere Pro CCとAdobe Anywhereのための「CatDVパネル」
「CatDV」はサードパーティシステムとの統合のしやすさで有名であり、Square Box Systemsは、「CatDV 11」と編集ソフトウェアPremiere Pro CC、およびリアルタイム コラボレーションプラットフォームAnywhere間とのワークフロー機能を向上させるためにAdobeと緊密に協力している。Premiere Proに統合された「CatDVパネル」は、検索、サブクリップ、シーケンスマーカーなどの機能を幅広くサポートしている。また、メタデータと映像もプレビューすることが可能だ。「CatDV for Anywhere」は、Anywhere for videoに「CatDV」メディア管理の機能を追加し、「CatDV」およびPremiere Pro CC経由で、Anywhereプロダクションとシームレスに「CatDV」のコンテンツを共有することを可能にする。

●「CatDV」について
「CatDV」は、DVテープをデータベース化し、カタログに保存するためのソフトウェアとして2000年にリリースされた。「CatDV」は当初コンスーマーをターゲットとしていたが、その革新性はすぐに認められ、プロフェッショナル用途(大手プロダクションや放送業界)での利用のためにネットワーク化と自動化などの機能が追加された。現在、「CatDV」シリーズは、ファイルベースおよびXMLベースのワークフローにも対応し、個人からエンタープライズ向けまで幅広いユーザーに対して新たな利便性と革新を提供し続けている。



■ 関連 URL

・「CatDV 11」と「CatDV Web 2」について
 http://www.ask-dcc.jp/news/squarebox-catdv11-catdvweb2.html
・株式会社アスク
 http://www.ask-dcc.jp