Pioneer DJは、世界中の大型クラブや音楽フェスティバルでの利用に特化したTOUR SYSTEM「CDJ-TOUR1」、「DJM-TOUR1」やクラブで標準機となっているプロフェッショナルDJシステム「CDJ-2000NXS2」、「DJM-900NXS2」の音を照明、映像、炎やスモークなどの特殊効果といったビジュアル演出と効果的に連携させるため、ビジュアル演出機器制御に経験豊富なTC Supplyと、同社のrekordbox(注1)の解析情報を利用したネットワークシステムを共同開発した。TC Supplyのショーコントロールソフトウェア「ShowKontrol」は、今回の共同開発を通じてrekordboxの解析情報と連携する最初のオフィシャルソフトウェアだ。
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■概要

新しいショーコントロールシステムでは、DJ、イベントプロデューサー、照明デザイナー、LJ(注2)、映像クリエーター、VJ(注3)が、音とビジュアルを連携させて演出でき、パフォーマンス全体の質を高め、聴衆をより魅了するショーをつくり上げることができるようになる。DJが演奏する楽曲のある部分を光や映像とタイミングを合わせることや、楽曲のビートに合わせて光の色、方向、強弱を変えること、また、曲の盛り上がりでスモークや花火をあげることなどが可能になる。

今後、2018年春を目処にパートナー会社にネットワークを介した解析情報ライセンスを本格的に提供開始する予定。また、同社は、DJパフォーマンスとビジュアル効果との融合を図り、聴衆により強いインパクトを与えるショー演出ができるように、rekordboxの解析技術を強化していくという。

注1:rekordboxは、事前準備からパフォーマンス、フィードバックにいたるまでDJライフのあらゆるシーンを快適にサポートする無料の楽曲管理アプリケーション。rekordboxは、楽曲波形、BPM、小節や拍の位置など楽曲の要素を解析する。PRO DJ LINKと呼ばれるネットワークに対応した当社機器はそれぞれ、PRO DJ LINKを介して解析情報を共有する。
注2、注3:LJ(lighting jockey)は照明効果を演出するアーティスト。VJ(visual jockey)はビジュアル効果を演出するアーティスト。多くの音楽フェスティバルや音楽イベントでは、DJ、LJ、VJがチームとなって共にショーの演出を手がけている。