タイムコードとメタデータを共有するためのワイヤレス技術の先駆者であるTimecode Systemsは、GoPro HERO6 Blackに対応するSyncBac PROの新製品を発表した。同製品は、最新世代のGoProアクションカメラ向けに専用設計されたタイムコード同期ソリューションだ。
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■概要

初代SyncBac PROと同様の革新的なタイムコード技術を使用した、このTimecode Systemsの新製品は、新しいGoPro HERO6 Blackを用いた業務を円滑なものに刷新する。SyncBac PROが生成するフレーム精度の正確なタイムコードをHERO6で利用できるようにし、無線周波数 (RF)長距離通信により、複数台のGoProのタイムコードをワイヤレスで同期することができる。プロ向けのマルチカム撮影の一部としてGoProが利用される場合にも、SyncBac PROはTimecode Systems製品が使用されている業務用のカメラや業務用のオーディオ機器との間で、GoProをタイムコード同期させることができる。撮影終了後には、フレーム精度の正確なタイムコードが含まれたMP4ファイル入りのSDカードを編集チームが受け取ることができる。そのため、手動でコンテンツを時間軸で揃える必要がなくなり、編集タイムラインにフッテージを素早く簡単に直接送ることができる。ポストプロダクション処理の速度を上げ、効率化することで劇的にコストを削減する。

SyncBac PROを使用した結果、ポストプロダクションで約85%の時間の節約を実現。しかし、同期により効果を実感できるのはエディターだけではない。創造性を飛躍させるSyncBac PROは、カメラマンからアーティストまで、撮影現場に関わるすべての人々に恩恵を与える。

Timecode Systems、グローバルセールスマネージャーOlivia Allen氏は次のように述べている。「SyncBac PROがGoPro用のタイムコードを生成するため、これまでのように手動でカメラにスレートを入れる必要がなくなり、クリエイティブな撮影の流れを中断することはありません。つまり、オンセットやロケ隊の全員がコンテンツの撮影に集中できるようになり、素晴らしいテレビ番組や映画が作成できるようになるのです。私たちのシステムは、どんなカメラの利用シーンにも完璧に適合し、使用できます。SyncBac PROとGoProの組み合わせにより、撮影やポストプロダクション作業で大幅に時間が短縮できるため、プロの制作チームはコストを最小限に抑え、GoProを使った追加の撮影や独自のカメラアングルでの撮影が可能になります」。

SyncBac PROはHERO6専用に設計されている。GoPro社との密接な協力関係によりTimecode Systemsは、カメラ内部のテクノロジーに直接接続でき、革新的なソリューションを開発することができた。そして、このカメラを業務向けのマルチカメラ制作の現場に適合することができた。

Timecode Systems、最高技術責任者Ashok Savdharia氏は以下のように述べている。「HERO6世代のGoProは、カメラ性能と画質が相当向上しています。従って、テレビ番組や映画の撮影にGoProを使用したいという需要が増えるでしょう。SyncBac PROは、このカメラとプロダクション業務との適合性を著しく強化します。大型の業務用カメラと同じ方法で、フッテージをマルチカメラ収録や放送局のワークフローに統合します」。

GoPro HERO6 Blackに対応した新しいSyncBac PROは今冬に発売開始予定。現在、予約受付中だ。