ワコムは、大型サイズの高精細液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro 24」を3月29日(木)に発売する。好評を得ている13型と16型のWacom Cintiq Proシリーズに、大型で高精細のデジタルキャンバスに直接描きたいというクリエイターのニーズに応えた24型を追加し、あらゆる制作ニーズやワークフローにあった製品ラインアップを提供する。今後、24型のペン&タッチモデルを5月に、32型は年内に順次ラインアップを拡充していく。
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■自然な描き心地をサポートする機能

高精細な4K解像度表示で、Adobe RGBカバー率99%の広い色域と約10億色の豊かな色表示で、実物に忠実な色彩を再現。また、8192レベルの筆圧対応の「Wacom Pro Pen 2」テクノロジーに加え、エッチング処理を施したガラス仕上げのスクリーンの採用、オプティカルボンディング技術採用による視差の低減、ペンの追従性を向上などによって、これまでにない精細なタッチと自然な書き心地、そして表現力を実現した。

「筆圧感知レベルが向上したことにより、描き心地、ペンのストローク、ペンの描くラインもアナログに近づいたと感じています。自分の頭で描いた通りのラインが、ほぼアナログに近い感覚ですっと引けます。ダイレクトに自分の描いたストロークがそのまま反映されて、アナログで描いていた頃の没入感と楽しさを得ることができます」とスクウェア・エニックスの2Dアーティスト、本庄 崇氏は述べる。

また、クリエイティブ・ビジネス・ユニットのエグゼクティブバイスプレジデント、ファイク・カラオグル氏「AR(Augmented Reality: 拡張現実)やVR(Virtual Reality: 仮想現実)、3Dのような新しい技術が採用されるにつれ、クリエイターのコンピューターやディスプレイに対する要求はますます高まっています。また、クリエイターは一人ひとり独自の制作スタイルを持っています。今回、クリエイティブ制作をする皆さまに、新世代のペン技術とともに描画エリアの広い大型高精細のデジタルキャンバスをお届けできることを嬉しく思います」と言う。

■ワークフローの変革

「Wacom Cintiq Pro 24」と同時に発表された「Wacom Cintiq Pro Engine」は高いパフォーマンスを発揮するNVIDIA Quadro P3200採用したWindows 10搭載のクリエイティブPCモジュール。このPCモジュールを「Wacom Cintiq Pro 24」の背面にドッキングすると、3D、アニメ―ション、AR、VRなどのアプリケーションやワークフローを完全サポートするオールインワンタイプのクリエイティブワークステーションとして利用することができる。

■発売日と価格

「Wacom Cintiq Pro 24ペンモデル」は、ワコムストアおよび一部家電量販店にて3月20日(木)から予約販売を開始し、3月29日(木)より販売開始する。ペン&タッチ機能搭載の「Wacom Cintiq Pro 24」は5月に発売予定。また、「Wacom Cintiq Pro 32」は年内の発売を予定している。

「Wacom Cintiq Pro 24ペンモデル」257,040円
「Wacom Cintiq Pro 24」311,040円
※価格はワコムストア価格