エムツーは、2Dイラストを滑らかに立体的に動かす技術「E-mote(エモート)」をver. 3.9.5Aにアップデートした。E-mote 3.9.5Aでは、コミケWebカタログ用アニメーション形式サークルカットの出力に対応し、E-moteインディーズプランの無償化を開始した。

■Webカタログ用アニメーション形式サークルカット出力に対応

E-mote 3.9.5Aでは、有限会社サークル・ドット・エムエスの運営するコミケWebカタログ(11月2日18時公開予定)で、コミックマーケット95より開始したアニメーション形式サークルカットの出力に対応した。専用のテンプレートにキャラクターのイラストを配置することで、E-mote無料版「えもふり E-mote Free Movie Maker」を用いて、コミケWebカタログ用アニメーション形式サークルカットの仕様に準拠した動画(WMV形式)を簡単に出力できるようになった。

■E-moteインディーズプラン無償化

年収一千万円未満の小規模企業・個人向けに年間10万円(税別)で提供を行なってきたE-moteインディーズプランを無償化する。対応プラットフォームはWindows、iOS、Android、ブラウザ(WebGL)となる。E-moteは、誰でも簡単にイラストを動かすことができる世の中をつくるという理念に基づき、すでに個人利用で無償提供している「えもふり」に加えてインディーズプランを無償化することで、キャラクターアニメーションによる創作活動を幅広くサポートしていく。

■E-moteとは

「E-mote(エモート)」は、キャラクターの2Dイラストからわずかなステップでゲームに使える滑らかで立体的なアニメーションを作成できる同社独自のエンジン。立ち絵のキャラクターの表情、向き、手足の動作を簡単かつダイナミックに動かすことができ、3Dモデルでは難しいイラストの質感をそのまま再現することができる。無償版の「えもふり」ではより気軽に、簡単に動画出力が可能だ。