10月28日(米国時間10月27日)、Trapcodeプラグインの販売元Red Giantより「Trapcode Suite 13」が発表された。

今回のバージョンアップでは、パスに沿った3Dジオメトリを生成するモーショングラフィックス/VFXプラグインの「Trapcode Tao」が加わり、「Particular」、「Shine」、「Mir」、「Sound keys」がバージョンアップ。
直感的なエフェクト生成を実現するエフェクトビルダーを搭載し、最大30%スピードアップした「Trapcode Particular」をはじめ、After Effectsのライトを光源に3Dに対応した「Traocode Shine」、最大3倍のレンダリングスピードを実現し、フラクタルのバリエーション追加や自動ループなど様々な機能が加わった「Trapcode Mir」、スペクトラムの量子化表示が可能になり、インターフェイスが改善され操作性が向上した「Sound Keys」が、今まで以上に直感的でクリエイティブな映像制作をサポートする。

「Trapcode Suite 13」のリリースを記念して、「Trapcode Particular 2.x」ユーザー、もしくは 「Trapcode 4」製品以上を利用しているユーザー限定で、「Trapcode Suite 13」へのスペシャル・アップグレードが復活した。新プラグインの「Trapcode Tao」や、バージョンアップした「Particular」、「Shine」、「Mir」、「Sound keys」をはじめとした全てのTrapcodeプラグインをリーズナブルに入手できるのは2015年12月31日まで。「Trapcode Suite 13 スペシャル・アップグレード」を検討するチャンスだ。

■新たに搭載したエフェクトビルダーが直感的な操作を実現。

最大30%高速化した「Trapcode Particular 2.5」リリース

直感的なエフェクト生成を実現するエフェクトビルダーを搭載し、最大30%スピードアップを実現した 「Trapcode Particular」がV2.5にバージョンアップ。エフェクトビルダーを使うことで、パーティクルエフェクトを構成するEmitterやParticle、Style、Shading、Physics、Aux、Renderingなど、様々な要素をヴィジュアルで確認しながら選択、エフェクトを組み合わせた結果を確認しながらパーティクルの生成が可能になった。

また、ビルダーの導入に伴い100種類以上の「Particule Sprites」も新規収録。ハートや木の葉、星、ガラスの破片など、サムネイルをクリックするだけで瞬時にプレビューに反映することができる。新規追加された90種類のプリセットと共に、スピーディーで直感的な操作が実現。

※「Trapcode Suite 12」で作成したプロジェクトは「Trapcode Suite 13」で開くことができる。プロジェクトファイルを開いた際にメッセージが表示されるので、別名保存してからプロジェクトファイルを調整。

■パスに沿った3Dジオメトリを生成する新しいプラグイン「Tao」

「Trapcode Suite 13」で加わった新しいプラグイン、「Trapcode Tao」。After Effectsの3D空間でパスに沿った3Dジオメトリを生成する様から道(Tao)と名付けられた新しいプラグインだ。

ビルトインのパスジェネレーターのCircle、Line、Fractal、マスクシェイプ、After Effectsのライトを使って3Dジオメトリをすぐに生成することができる。また、After Effectsのカメラやライトを使っての操作も可能だ。イメージベースドライティング機能を持つプラグインのため、モーショングラフィックスやVFX制作と親和性が高いプラグインとなっている。

Trapcodeオーナー兼プログラマー、Peder Norrby氏による「Tao」のチュートリアルビデオ、「Trapcode Tao intro by Peder Norrby」が公開されている。「Trapcode Suite 13」のデモ&正規版と共に活用してみてはいかがだろう。

※「Trapcode Tao」の製品詳細ページは準備が整い次第公開予定

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