こんにちは、CGWORLD編集部です。CGWORLDの最新号、vol.301(2023年9月号)が本日8月10日(木)に発売となりました! 今月号の見どころや業界の気になるトピックを、CGWORLDアドバイザリーボードのメンバーが紹介します!

記事の目次

    ※本記事は、CGWORLD vol.301掲載の「アドバイザリーボード 今月の視点」に情報を追加して再編集したものです

    CGWORLD vol.301(2023年9月号)

    特集:2023 夏のゲームグラフィックス

    判型:A4ワイド
    総ページ数:112
    発売日:2023年8月10日
    価格:1,540 円(税込)

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    表現も“しん次元”の映画「クレヨンしんちゃん」

    CGWORLD編集長・アニメーション&海外映像担当:若杉 遼

    今月は「クレヨンしんちゃん」の映画の取材でアニメーターの方々からお話を伺いました。北米の映画業界は『スパイダーバース』の影響を大きく受けた作品が多い中で、日本ではある意味で独自の解釈(漫画やアニメなど)の新しい表現の作品がたくさん出てきている気がします、これからの作品もとても楽しみです!

    ▲[特別企画]映画『しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』
    【予告②】『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』8月4日(金)公開

    注目のタイトルを集めた最新ゲーム特集

    ゲーム開発技術&海外ゲーム担当:榊原 寛

    久しぶりのゲーム特集、もちろん一部取材協力などもさせていただきました! ついに発売された超大作『FINAL FANTASY XVI』、透明感のあるトゥーンの画づくりが印象的な『アスタータタリクス』、歴史的な正確性を担保しつつ膨大な攻城戦マップをプロシージャルにつくり上げた、本誌にはやや珍しいSLGジャンルである『信長の野望・新生 with パワーアップキット』など、それぞれの工夫と技に注目です!

    ▲[特集]2023 夏のゲームグラフィックス

    巨大な球体形LEDシアター「MSG Sphere」

    ゲームエンジン(映像・VR)&VIZ担当:スタジオブロス&モデリングブロス

    米ラスベガスの新名所として、巨大LED球体「MSG Sphere」が7月4日(火)、メディアに公開されました。

    建設費3,200億円、建設期間5年、高さ112m、大きさ5.4万㎡、東京ドームより大きな球体全てがLEDパネルに覆われ、内部は観客数18,000人を収容、内壁19,000×13,500ピクセルの巨大LEDスクリーンシアターになっています。

    「Sphere」コンテンツのために開発された18Kカメラ「BigSky」を駆使して、アカデミー賞受賞監督ダーレン・アロノフスキーが演出する全天周映像が究極のイマーシブ体験を提供すると話題です。

    バーチャルヒューマンの新事業「ANOME」

    CGを活用した新領域&ビジネス担当:岸本浩一

    バーチャルヒューマンのプロデュースを行うAwwでフォトリアルキャラクターのストリーミング事業「ANOME」を開始します。

    「Another me(もうひとりの私)」をテーマに、最新鋭の3DCG技術だからこそ可能となる従来とは異なる演出や表現で、ファンの皆様に新たな体験を届けることができます。Awwで研究開発してきた高精細な3DCGキャラクターをリアルタイムで駆動させるしくみによって、PCやiPhoneなどの汎用的な機材で、誰でも簡単にバーチャルヒューマンを動かし、活動することが可能となりました。

    クリエイターのためのヘルス・マネジメント

    CGアート全般&実写VFX担当:Khaki

    新型コロナや夏風邪が世間で流行っていて、当社でもスタッフが順番に罹患していっています。映像制作者やプロダクションがこういった体調管理やそれに伴うプロジェクト管理などについて、どのようにリスク・マネジメントしたりノウハウがあるのか興味があります。

    夏の今から見据える秋の新製品ラッシュ

    レンダラ・ハードウェア担当:澤田友明

    Intelの第14世代デスクトップCPUとなるRaptor Lake Refresh(小規模改良版)の情報が出てきています。

    最初にリリースされるKシリーズ(オーバークロックモデル)の発売時期は今年の10月下旬頃とみられていますが、性能面では最大動作周波数が少し上がるだけではなくコア数にも見直しが入り、第13世代のCore i7-13700Kは8P8E(16C24T)ですが、第14世代のCore i7-14700Kは8P12E(20C28T)となり、Core i9-13900(Kなし)を上回るとされています。

    リフレッシュ版なので電力効率の改善は見込めないものの、現世代のCore13000シリーズからシングル性能が5%、マルチ性能が20%ほど高くなるそうです。CPUアップデートの速さによって、パソコン導入のタイミングがますます難しくなってしまいますね。