3DCGコンテンツの制作を手がけるプロダクションや教育機関にインタビューを実施し、オートデスク製品の導入理由やその魅力を聞く本企画。本稿では、教育機関の各校に使用するオートデスク製品やその存在が各校にとってどういったものなのかを聞いた。

記事の目次

    吉田学園情報ビジネス専門学校

    yoshida-jobi.jp
    川東博之
    (情報系学科 副学科長)

    Q1、貴校がお使いのオートデスク製品をお教えください。
    Maya、3ds Max
    ※メイン使用ツールはMayaです

    Q2、オートデスク製品は貴校にとってどんな存在ですか?
    本校ではMayaを20年以上授業で使用しており、これまでに数多くの卒業生をCG業界へ送り出してきました。現在はアニメーション・モーション教育に特化した授業を展開しており、そこでもMayaはメインDCCツールとして使用しています。
    オートデスク製品は、業界の動向に合わせた機能改善や、学生教育向けサポートなどが充実しており、今後も本校としては継続して利用する予定です。

    武蔵野美術大学

    www.musabi.ac.jp
    白石 学
    (デザイン情報学科 教授) 

    Q1、貴校がお使いのオートデスク製品をお教えください。
    Fusion 360

    Q2、オートデスク製品は貴校にとってどんな存在ですか?
    オートデスクのFusion 360は、インタラクションデザインの基礎的な演習授業で、3Dプリンターを利用したモックアップ制作に必要不可欠なソフトウェアです。立体として破綻しない三面図の描き方を講義した上でFusion 360で作図すれば、初めてプロダクト系の立体造形を習得する学生たちの理解度が向上します。

    東北電子専門学校

    www.jc-21.ac.jp
    鈴木祐貴様
    (CGクリエーター科学科主任)

    Q1、貴校がお使いのオートデスク製品をお教えください。
    本校では主にクリエイティブ分野でオートデスク製品を利用して授業を行なっています。特にゲームクリエーター科がMaya、CGクリエーター科が3ds Maxをメインソフトとして3DCGの授業を行なっています。またCGクリエーター科では2年生の授業でMotionBuilderも使用しております。

    Q2、オートデスク製品は貴校にとってどんな存在ですか?
    オートデスク製品は現在、業界標準のDCCツールですので3DCGを教える専門学校としては欠かせないものです。教育用ライセンスや学生用ライセンスなども登録をすれば無料で利用でき、様々な形で学生に学習の機会を提供できるのが良いです。

    名古屋学芸大学

    www.nagoyagakugei.com
    岩野一郎
    (映像メディア学科・講師)

    Q1、貴校がお使いのオートデスク製品をお教えください。
    Maya

    Q2、オートデスク製品は貴校にとってどんな存在ですか?
    開発の歴史も古く、業界で多く使われているため、学生が自ら学ぶ上での情報も多いと感じている。

    東洋美術

    www.to-bi.ac.jp
    長池晃
    (デザイン研究室室長)

    Q1、貴校がお使いのオートデスク製品をお教えください。
    本校クリエイティブデザイン科高度グラフィックアート専攻(4年制)ではメインでMayaを使用し、その他3ds Maxの授業を行なっています。

    Q2、オートデスク製品は貴校にとってどんな存在ですか?
    アカデミック版の提供により学生たちはプロと同じ制作環境で学べており、3DCGを学ぶ上で、必須であり適切なソフトウエアとして期待をしています。

    日本電子専門学校

    www.jec.ac.jp
    五十嵐 淳之
    (クリエイター教育 部長)

    Q1、貴校がお使いのオートデスク製品をお教えください。
    Maya、3ds Max、Mudbox、MotionBuilder、Arnold、FBX Review

    Q2、オートデスク製品は貴校にとってどんな存在ですか?
    3DCG制作における基幹ツールであり、CG映像・ゲーム・アニメ企業への就職を目指す学生を指導するうえで欠かせない存在です。特にMayaは、1998年発売のバージョン1.0を本校で導入以来、23年にわたり学生への指導を行なっており、教員にとっても非常に馴染み深いツールでもあります。