記事の目次

    クリエイターならではの視点で書かれた小説を募集する「第1回CGWORLDノベルズコンテスト」にたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。審査員一同、厳正に審査し、受賞候補2作品を選出いたしました。

    ■受賞候補作品

    赤羽理人『美術商ローラと家路を急ぐ青年』

    山田幸彦『龍が泳ぐは星の海』


    今回選出させていただいた2作品につきましては、2023年12月からCCWORLD誌面での一部掲載とCGWORLD.jpでの連載と並行して、読者投票をスタートします。読者投票の結果で各賞を決定し、それぞれ書籍として刊行する予定です。

    ※受賞者の方には個別でご連絡を差し上げます。

    ■各賞について

    ※受賞作品のボリュームによっては、短編集として書籍化する場合があります。
    ※受賞作品の出版権、映像化などの二次使用権は、すべてボーンデジタルに帰属します。別途、規定の印税をお支払いします。

    ■総評

    記念すべきCGWORLD発の小説コンテスト「CGWORLDノベルズコンテスト」。クリエイターの活動の幅を広げるために、そして業界をさらに盛り上げるために、クリエイターというバックグラウンドを持った方が応募する形式として、本コンテストを開催いたしました。

    初めての試みではありましたが、予想を大幅に上回り、バラエティに富んだたくさんの作品をご応募をいただきました。ご応募いただいた皆さま、誠にありがとうございました。それぞれの作品のクオリティーが高く選考が難航し、結果発表までにお時間をいただきましたこと、この場を借りてお詫び申し上げます。

    全体の選評として、ファンタジーとSFが突出して多いジャンルとなりました。またこのほかにも、ミステリーやCG業界ものなど、本コンテストのテーマ「ゲーム・映像をより魅力的にする、クリエイターならではの視点で書かれた小説」を押さえている作品が多かった印象です。

    本コンテストでは、「CG・映像」との親和性がある、映像化を視野に入れた内容や世界観、頭の中でイメージしやすい表現、また最後まで読みたいと思わせる展開という評価基準のもと、選考いたしました。逆に、誤字・脱字などは選考の基準とはなってはおりません。

    また3つの賞を設定しており、それに伴い受賞作品も3作品以上の選定を想定しておりましたが、惜しくもすべての賞の定員を満たす結果には至りませんでした。

    クリエイター業界を舞台にした作品につきましては、実は当初想定していませんでした。しかし、今回の応募作品を読ませていただき、今後はクリエイター業界の事情を広く知ってもらえるジャンルに焦点を当てるのも、「当コンテストならでは」だと考えさせられました。

    今回選出させていただいた2作品は、書籍化後のCG・映像化などの展開までイメージできる細かな描写や設定、そしてキャラクターの個性が光るものでした。12月からは2作品とも連載として全文公開していきますので、読者の皆さまにもワクワクしながら読んでいただけると嬉しく思います。

    重ねてになりますが、今回ご応募いただきました皆さまに感謝を申し上げます。

    ■今後の予定

    12月8日頃      CGWORLD 305号とCGWORLD.jpで掲載と読者投票スタート
    2024年2月頃      書籍時の扉絵イラスト募集
    2024年5月頃      読者投票&扉絵イラスト結果発表

    ■今回のコンテストの規定などに関して

    今回のコンテストの応募規定などは、こちらのページをご覧ください

    ■お問い合わせ

    株式会社ボーンデジタル
    CGWORLDノベルズコンテスト事務局
    cgw-novels@borndigital.co.jp
    ※スケジュールは変更になる可能性があります。