drFontsは10月30日(木)、AIを活用したタイポグラフィ・デザインプラットフォーム「drFonts V1.0」をリリースした。PNG画像ファイルからグリフを作成し、フォントをビルドできる機能や、タイポグラフィに関する相談が可能なAIチャット機能、カラーパレットの生成機能などを提供する。利用にはサブスクリプションが必要で、月29ドル(約4,480円)から。

PNG画像をインポートしてグリフを作成する機能では、複数のグリフ(英数字A-Z、a-z、0-9に対応)が描かれた単一のPNG画像から文字を識別し、各グリフを生成してくれる。

カラーパレットの生成機能も備える。

▲drFontsトップページ
▲作成中のプロジェクトを一覧できるダッシュボード
▲AIによるタイポグラフィに関する相談が行えるチャット機能

プランと価格

drFontsは3種類の有料サブスクリプションによりサービスを提供している。最安のStarterプランは月29ドル(約4,480円)で、フォント作成機能やdrFontsチャットへの限定的アクセスのほか、カラーパレットジェネレータ、プロジェクトごとに最大10個のフォントとパレットの組み合わせ、最大3つのフォルダ管理、および全フォーマットでのエクスポート機能が含まれる。その他のプランを含め、全プランには1日間の無料トライアルが用意されている。

■drFonts
https://drfonts.com/

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