Maxon Computer社Tencent Cloudは3月6日(金)、Cinema 4Dに3Dモデル生成AI「Tencent HY 3D Global AI engine」を統合する戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。本統合機能はまず、2026年後半にリリース予定のCinema 4D for iPadに搭載され、その後デスクトップ版へ追加される予定。なお、HY 3Dの各種機能はクラウドを介して計算処理を行う関係上、Cinema 4Dのサブスクリプション料金とは別に、独自の追加価格設定が適用される可能性がある。

Cinema 4D for iPadに統合されるTencent HY 3Dエンジンは、テンセントの膨大なゲーム用素材を学習元として構築された生成モデル。スケッチやテキスト、リファレンス画像からの3Dモデル生成のほか、UVの自動展開機能などが利用できる。Cinema 4D内のHY 3Dエンジンは、AIが自律的に完成品をつくることではなく、アイデア出しや試行錯誤の段階でアーティストを支援することを目的として搭載され、作品制作においてはアーティストが主導権を持つ、とMaxonは強調している。

▲開発中のCinema 4D for iPadに3D生成AI「Tencent HY 3D」が統合
▲Sketch to 3D機能
▲Text to 3D機能
▲Image to 3D機能
▲生成したモデルをシーンに読み込み
▲HY 3Dの自動UV展開機能

■MaxonとTencent Cloud、Cinema 4DへのHY 3D AIエンジン統合で提携(Maxon ニュース)
https://www.maxon.net/ja/article/maxon-and-tencent-cloud-partner-to-integrate-hy-3d-ai-engine-into-cinema-4d

プランと価格

Cinema 4Dおよび統合製品群は各種サブスクリプションプランを通じて利用できる。プロ向けの包括的バンドル「Maxon One」の個人向けプランは、年額払いの場合、月20,258.33円(年額243,100円)で提供される。Cinema 4D単体の個人向けプランは、年額払いの場合、月12,356.66円(年額148,280円)となる。

なお、2026年後半に導入予定のHY 3D統合機能は、クラウドを経由した計算処理を利用することから、基本料金とは別に独自の追加価格設定が適用される可能性があると告知されている。

■プランと価格(Maxon)
https://www.maxon.net/ja/buy

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テンセントのHunyuanチームが3Dアセット生成モデル「Tencent HY 3D 3.1」をリリース。アップデートされた同社3Dアセット生成プラットフォーム「Tencent HY 3D Studio 1.2」および、グローバル向けワークスペース「Tencent HY 3D Global」とAPI経由で利用できる。HY 3D Globalでは期間限定で1日20回まで無料で生成を試すことができるほか、高度な機能を利用できる有料サブスクリプションも提供される。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202602-TencentHY3D.html

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