デジタルアーティストのToxSam氏は2月11日(水)、著作権を完全に放棄したパブリックドメインとして提供されるCC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)ライセンスの3Dモデルを集積したプラットフォーム「Open Source 3D Assets」を公開した。同サイトでは、商用利用を含め、改変や再配布が自由な900点以上のGLBおよびglTF形式のファイルを無料で提供する。サイトは日本語または英語で利用可能。

「Open Source 3D Assets」では、3Dデータの標準規格であるGLBやglTF形式を採用。Three.jsなどのJavaScriptライブラリを用いたWeb実験や、各種ゲームエンジンでのプロジェクトでの利用を念頭に最適化されている。現在公開されているアセットの多くは、スペインの制作スタジオ・Polygonal Mindが手がけており、個別のダウンロードに加えてバッチ処理による一括取得も可能。

▲ブラウザ内で3Dプレビューをしながらアセットを探せる「アバター」モード
▲3Dプレビューを利用せず、探索効率・速度重視でアセットを探せる「ファインダー」モード

サイトにはインスペクター(Inspector、検査用ツール)機能も用意され、手持ちのGLBファイルを読み込んでプレビューしたり、テクスチャのみを抽出したりすることもできる。

▲インスペクターでGLBファイルの詳細を確認

本サイトで配布されるアセットのライセンスは、作者が著作権を一切主張しないCC0に統一されている。これにより、ユーザーはクレジット表記なしで、営利目的のプロジェクトに素材を組み込むことができる。また、開発者向けにはAsset Registry Repositoryも用意されており、プログラムから直接データを参照する形での利用も想定されている。

■Open Source 3D Assets Webサイト
https://opensource3dassets.com/ja

■Open Source 3D Assets(GitHub)
https://github.com/ToxSam/open-source-3D-assets

ToxSam氏について

ToxSam氏は、アバター制作プラットフォーム「VIPE」やクリエイティブスタジオPolygonal Mindの創立や経営を経て、現在はVRMやCC0アセット普及に努めるデジタルアーティスト。現在はVR・ゲーム・メタバース用の高品質な3Dアバターコレクション「Open Source Avatars」プロジェクトWebサイトの運営、今回の「Open Source 3D Assets」プロジェクト運営に加えて、直近ではSolanaブロックチェーンを活用した、3Dアセット専用のオープンなローンチパッド(Launchpad、公開・発行基盤)「3D Anvil」も展開している。

▲Open Source Avatars
▲3D Anvil

■ToxSam氏のXアカウント
https://x.com/toxsam

■ToxSam氏の個人Webサイト
https://www.toxsam.com/

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