オートデスク社は3月4日(水)、AIを搭載したクラウドベースの3Dツールセット「Autodesk Flow Studio」で利用できる、3D生成AIモデル「Wonder 3D」をリリースした。Text to 3DとImage to 3Dによる3Dモデル生成に対応する。Wonder 3Dの各機能はFlow Studioの全料金プランのユーザーに提供され、どの機能を使用しても1回の生成につき一律で20クレジットを消費する仕組みとなっている。

▲「AREA JAPAN」公式YouTubeで公開されている日本語によるチュートリアル「Flow Studio 新機能 3D生成AI」

「Autodesk Flow Studio」に追加された「Wonder 3D」には、Text to 3DとImage to 3Dによる3Dモデル生成機能に加えて、Text to Imageと生成画像の編集機能も搭載されている。また、生成した3Dモデルのリメッシュとテクスチャ生成機能も備え、リメッシュとテクスチャ生成を1ステップで実行させることもできる。

▲Wonder 3Dの「生成条件(Generation Criteria)」設定画面。ポリゴン数のモデル(Polycount Model)、トポロジー、モデル選択、テクスチャの有無(State)を選択可能。生成前に、処理の目安時間と消費クレジット数を確認できる

これらWonder 3Dの各機能の使用にあたっては、1回の生成につき全料金プラン一律で20クレジットを消費する。なお、同時に実行できる生成処理の数は、契約プランにより異なる。無償プランでは1件、Liteプランでは5件、Standardプランでは10件、Proプランでは15件、そしてEnterpriseプランでは最大20件の同時生成が可能となる。

■Introducing Wonder 3D: New text and image to 3D AI models in Autodesk Flow Studio(Autodesk Blog)
https://blogs.autodesk.com/media-and-entertainment/2026/03/04/introducing-wonder-3d-text-and-image-to-3d-in-flow-studio/

Autodesk Flow Studioとは

Autodesk Flow Studio(旧Wonder Studio)は、モーションキャプチャ機材を用いずに、実写映像を編集可能な3DCGシーンに変換できる、AIを搭載したクラウドベースの3Dツールセット。映像内の人物の顔、体、手の動きをAIによって高精度にトラッキングし、その動きをCGキャラクターへと割り当てることができる。また、映像から3Dアニメーションの場面を生成する「Wonder Animation」が組み込まれ、複数のカットを含む映像のカメラの位置や動きを解析し、AIが3D空間を再構築する。データはUSD形式でエクスポートできる(Standardプラン以上)。

Autodesk Flow Studioはサブスクリプションにより提供されている。無償版では月に300クレジットが付与されるほか、最大720pでの書き出しや1GBのストレージが利用可能。Liteプランは月額2,200円で月間2,100クレジットが付与され、1,080p解像度での書き出しや5GBのストレージに対応する。Standardプランは月額7,700円で月間6,000クレジットが付与され、4K解像度での書き出しや20GBのストレージに対応。いずれのプランでも、毎月付与されるクレジットを消費して各種AI機能を実行する仕組みとなっている。

■Autodesk Flow Studio ソフトウェア | Autodesk Flow Studio 2025 の価格と購入
https://www.autodesk.com/jp/products/flow-studio/overview

■料金プランの比較:Autodesk Flow Studio
https://www.autodesk.com/jp/products/flow-studio/compare

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