Scott Petrovic氏は8月2日(日)、オープンソースの3Dモーション制作ツール「Mesh2Motion」のUpdate 12をリリースした。新規リグとして馬が追加されたほか、従来のWebアプリケーションとしてだけでなく、オフライン版デスクトップアプリの提供も開始された。また、ボーンの可視化機能が刷新されるなどの改善も盛り込まれている。

新搭載の馬リグと専用アニメーションの追加

新たに実装された馬リグは、既存の四足歩行リグを単に拡大したものではなく、全く新しい構造としてゼロから制作された。狐の持つステルス性の高い動きとは異なり、長い首を高く保ち、馬特有の優雅な歩様を表現することに特化している。リリース時点では13種類の専用アニメーションが同梱され、今後さらに拡張される予定とのこと。

オフラインデスクトップアプリ

Update 12ではオフラインアプリの提供も開始。オンライン版の全機能がそのまま搭載され、Windows、Mac、Linuxに対応する。

ヒューマンアニメーションの拡充

汎用性の高い人間型リグに対して、新たに40種類のアニメーションが追加され、総数は162種類に。並行移動(Strafing)や滑空(Gliding)、梯子の昇降(Ladder movement)といった移動アクションに加え、弓矢の挙動(Bow and Arrow)、回避アクション(Dodging)、さらに死亡モーション(Death animations)やゾンビに関連する動きなど、様々なリクエストを反映したモーション群を収録している。

ボーン可視化の刷新とスキニング精度の向上

Update 12ではボーン表示と分類システムが見直された。従来の単純な緑色の骨格表示では、ボーンの局所的な回転軸であるボーンロールの向きを視認できず、ボーン同士が重なり合う箇所での正確な配置が困難だった。新しい可視化システムでは、部位ごとに色分けがなされ、ボーンの回転や配置のデバッグ作業がしやすくなった。

この骨格分類システムはスキニングアルゴリズムにも直接連動し、指先や足先を末端(Extremity)として分類したり、変形に寄与しない先端ボーン(Tip/Leaf bones)をスキニングの計算から除外したりすることで、意図しないメッシュの破綻を防ぐことができる。

ライセンスについて

Mesh2Motionは、ソースコードおよびプラットフォーム全体に対してMITライセンスが適用されている。また、収録されている3Dモデル、リグ、アニメーションといったアートアセットについては、CC0、CC-SA 4.0、CC-BYなどモデルごとにライセンスが異なる。なお、本プロジェクトは個人開発で運営されており、寄付も受け付けている

■Mesh2Motion
https://app.mesh2motion.org/

■Mesh2Motion News
https://mesh2motion.org/news

■Mesh2Motion(GitHub)
https://github.com/Mesh2Motion/mesh2motion-app

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