Scott Petrovic氏は8月2日(日)、オープンソースの3Dモーション制作ツール「Mesh2Motion」のUpdate 12をリリースした。新規リグとして馬が追加されたほか、従来のWebアプリケーションとしてだけでなく、オフライン版デスクトップアプリの提供も開始された。また、ボーンの可視化機能が刷新されるなどの改善も盛り込まれている。
新搭載の馬リグと専用アニメーションの追加
Working on a new horse rig and some animations for Mesh2Motion. I will see how many animations I can make before I get tired of making them. pic.twitter.com/mqz0X9zB9D
— Scott Petrovic (@scottpetrovic) July 22, 2026
新たに実装された馬リグは、既存の四足歩行リグを単に拡大したものではなく、全く新しい構造としてゼロから制作された。狐の持つステルス性の高い動きとは異なり、長い首を高く保ち、馬特有の優雅な歩様を表現することに特化している。リリース時点では13種類の専用アニメーションが同梱され、今後さらに拡張される予定とのこと。
オフラインデスクトップアプリ
Update 12ではオフラインアプリの提供も開始。オンライン版の全機能がそのまま搭載され、Windows、Mac、Linuxに対応する。
ヒューマンアニメーションの拡充
汎用性の高い人間型リグに対して、新たに40種類のアニメーションが追加され、総数は162種類に。並行移動(Strafing)や滑空(Gliding)、梯子の昇降(Ladder movement)といった移動アクションに加え、弓矢の挙動(Bow and Arrow)、回避アクション(Dodging)、さらに死亡モーション(Death animations)やゾンビに関連する動きなど、様々なリクエストを反映したモーション群を収録している。
ボーン可視化の刷新とスキニング精度の向上
I needed a break with horse animations, so I added a better bone visualization showing the bone classification colors. This should make the rigging process and skinning results better. Will add this to the next release of Mesh2Motion. #gamedev pic.twitter.com/yUxsqrE0tb
— Scott Petrovic (@scottpetrovic) July 30, 2026
Update 12ではボーン表示と分類システムが見直された。従来の単純な緑色の骨格表示では、ボーンの局所的な回転軸であるボーンロールの向きを視認できず、ボーン同士が重なり合う箇所での正確な配置が困難だった。新しい可視化システムでは、部位ごとに色分けがなされ、ボーンの回転や配置のデバッグ作業がしやすくなった。
この骨格分類システムはスキニングアルゴリズムにも直接連動し、指先や足先を末端(Extremity)として分類したり、変形に寄与しない先端ボーン(Tip/Leaf bones)をスキニングの計算から除外したりすることで、意図しないメッシュの破綻を防ぐことができる。
ライセンスについて
Mesh2Motionは、ソースコードおよびプラットフォーム全体に対してMITライセンスが適用されている。また、収録されている3Dモデル、リグ、アニメーションといったアートアセットについては、CC0、CC-SA 4.0、CC-BYなどモデルごとにライセンスが異なる。なお、本プロジェクトは個人開発で運営されており、寄付も受け付けている。
■Mesh2Motion
https://app.mesh2motion.org/
■Mesh2Motion News
https://mesh2motion.org/news
■Mesh2Motion(GitHub)
https://github.com/Mesh2Motion/mesh2motion-app
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