アニメーターのEhsan Bayat氏は、無料のMaya向けアニメーションツールセット「Animo V10.0」をGumroadでリリースした。アニメーターが日常的に直面する反復作業を削減し、アニメーション制作そのものに集中できるよう設計。最新バージョン(V10および執筆時で最新のV10.5.4)では、500種以上の機能を一元管理できるTools Editorの新設や動画資料の直接読み込み機能など多数の新機能が盛り込まれている。ライセンスは非商用のみならず、商用プロジェクトも含めて完全無料で利用可能。

Ref DropperとTools Editor

  • ▲Ref Dropperを用いたリファレンス動画の配置
  • ▲Tools Editorでは自由にホットキーを割り当て可能

「Animo V10」では、資料となる動画などをMayaの作業画面に直接ドラッグ&ドロップできる「Ref Dropper」機能も追加。多様なフォーマットの動画やGIFアニメーションを自動で連番画像に変換して読み込むことができるようになった。また、500以上のツールを1箇所に集約した「Tools Editor」を新搭載。Animoの標準機能だけでなく、ボーナスツールやユーザー独自のお気に入りツールに対して、自由にホットキーを割り当てることが可能だ。

表現の幅を広げる6種のAnimation Sliders

また、キーフレームのカーブや値の変化を直感的にブレンド・調整できる「Animation Sliders」に、6つの新モードが追加。イーズやミラーへのブレンド、モーションのスムースや粗くする調整などをスライダひとつで実行できる。さらに、キーフレームを間引いて編集しやすくしたり、逆に全フレームにキーを打つ操作にも対応。

主要なボタン群はクリックするだけで即座に実行されるほか、右クリックで設定画面にアクセスできる仕様に変更されたことにより、迅速に作業を進めることができる。

Animoの基本機能

Animoは、技術的なアニメーション工程を簡略化する多種多様な基本ツールを網羅。代表的な機能群である「Spacify」は、既存のアニメーションを維持したまま一時的な親を作成したり、コントローラをカメラ空間に追従させたりと、複雑なリグの階層構造による位置ズレを回避して直感的な操作を可能にする。また、手動設定の階層構造(FK)から自動計算(IK)を一時的に生成(Temp IK)することも可能。

さらに、複数のカメラ視点からの映像を同時に処理して1つの映像に統合出力する「Multi-Camera Playblaster」は、アニメーションの多角的な確認作業を効率化する。その他、軌道を可視化して滑らかさを調整するArc Tracker、左右対称のポーズや動きを反転させるMirror Pose & Animation、別シーンからのアニメーションやポーズのコピーなど、反復作業を削減して制作を加速させる機能を多数備えている。

▲ANIMO v9.0.0 - NEW FEATURES
▲How to Install Animo

■Animo – A Powerful Animation Toolset for Animators(Gumroad)
https://ehsanbayat.gumroad.com/l/Animo

■Animo Tools Guide.pdf
https://drive.google.com/file/d/1VzhhbioFKMpLjutnJV3EF1quASZ1UFSU/view?usp=drive_link

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