Maxon Computer社は9月3日(木)、Maxon Training Team YouTubeチャンネルで動画「C4DQuickTip 250 Mastering Voronoi Fracturing」を公開した。物理シミュレーションにおける自然な破壊表現に用いられることが多いボロノイ分割について、スプラインやマトリクスを駆使することで、モーショングラフィックス向けの強力なプロシージャルパターン生成ツールとして活用する方法を解説している。
ボロノイ分割の基礎とPoint Generatorによる分割制御
動画の序盤では、平面的なキューブを用いて基本的なボロノイ分割の仕組みを解説。SourcesタブにPoint Generatorを適用し、生成されるポイント数を2つに設定すると、2つのポイントの中間点に正確な切断面が形成される。ポイント数を3つ、あるいはそれ以上に増やした場合でも、常に隣接する2点の中間に切断面がつくられるというアルゴリズムの原則は変わらない。この規則性が、意図した通りの形状分割をコントロールするための基礎となる。
スプラインとテキストを利用した形状ベースのパターン生成
デフォルトのPoint Generatorを無効化し、カスタム形状であるスプラインをソースとして読み込むアプローチも紹介。スプライン曲線をソースに指定すると、そのカーブに沿ってポイントが自動的に生成され、スプラインの軌道に依存した規則的な分割パターンを生み出すことができる。さらに、テキストスプラインを利用することで、文字の輪郭に沿った高密度なポイント生成も可能なため、タイポグラフィをベースにしたモーショングラフィックスの構築も行える。
ポリゴンジオメトリの頂点を利用した動的なパターンコントロール
より自由度の高いアプローチとして、別のポリゴンジオメトリをソースとして利用する手法もある。動画内では、細分化されたPlaneを使用しており、この場合、プレーンを構成する全ポイントが分割のための基準点として機能する。この手法では、ソース(Plane)の位置や回転などをアニメーションさせることで、ボロノイ分割のパターンそのものがリアルタイムに反応し、動的に変化するため、インタラクティブに形状が変化するモーショングラフィックスなどに活用できる。
マトリクスによる規則的な幾何学パターンの構築
規則正しく整列したデザインには、マトリクスをソースとして利用する方法がある。マトリクスの配置モードをハニカム(Honeycomb)に設定すると、六角形の幾何学パターンを正確に生成できる。ここでOffset Fragments値を調整して分割面を反転させることで、実際のハニカムジオメトリそのものをつくり出すことも可能。
また、配置モードをRadialに変更すればピザのカット面のようなパターンを、Gridに変更すれば等間隔のタイル状のパターンを構築できる。
パーティクル連携時の時間変化とフリッカー対策
最後に、パーティクルエミッターをソースとして連携する、動的分割手法を紹介。パーティクルがオブジェクトを通過するのに合わせて、時間経過と共にリアルタイムで分割パターンが生成・変化していく表現ができる。ただし、Colorize Fragmentsが有効な状態では、分割されたフラグメントの数がフレームごとに変動して破片の色がランダムに点滅してしまう(フリッカー現象)ため、Colorize Fragmentsは無効にして回避する。
■#C4DQuickTip 250: Mastering Voronoi Fracturing(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=_Ah9lwYBht0
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