Epic Gamesは6月24日(月)、スマホのカメラを利用してフォトグラメトリー(複数の写真から3Dモデルを生成する技術)が可能な無料アプリ「RealityScan」の最新バージョン1.5を各アプリストアで公開した。
従来、RealityScanで撮影したデータは一度Sketchfab(Epic Gamesが運営する3D&ARプラットフォーム)に送信されていた。
そのため、データを取り出す際はSketchfabにアクセスし、そこからFBX、USDZ、GLB/glTF形式でダウンロードする必要があった。
今回のアップデートで撮影したフォトグラメトリーモデルはローカルデバイスにも保存され、iOSではOBJ形式、AndroidではGLB形式で取り出すことができる。
また、クロップ機能(オブジェクト周囲のノイズ除去)は従来、Sketchfabにアップロードされたデータをサーバで処理し、ローカルのスマホに返していたことから、処理のもたつきが発生していた。
それについて今回、クロップ機能の実行はデバイス内のローカル処理に変更され、処理が高速化した。また、クロップの形状に円筒形状を選択できるようになったことから、花瓶など丸みのある物体のフォトグラメトリーが実施しやすくなったという。
さらに、プロジェクトリストのUIが見やすく刷新され、プロジェクトサイズの表示やフィルタを使った表示なども行えるようになった。
なおEpic Gamesはフォトグラメトリーソリューション「Reality」シリーズの上位版「RealityCapture 1.4」を約2ヶ月前の4月23日(火)に公開したばかり。
RealityCaptureはバージョン1.4公開のタイミングで、年間収益が100万ドルを超えない個人または法人に対しては無料で利用できるよう、料金プランを刷新している。
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