Sparsealは8月20日(火)、iPad用の3DCGツール「Uniform 1.2」をApp Storeにてリリースした。フォースフィールドやコリジョン、ツールシステムを統合したクロスとロープのシミュレーションコンポーネントを新たに搭載するほか、2Dテクスチャペイント、テクスチャのベイク、アーティファクトのないノーマルマップのエクスポート機能などを備えている。価格は59.99ユーロ(約9,700円)。

▲トップ画像:左が完成したモデルのレンダリング画像、右がシーンの様子。包み紙もクロスシミュレーションでシワができている

クロスシミュレーションを利用してサンドイッチの3Dモデルを制作する様子
PolyMeshオブジェクトに対してサイドバイサイドで3D/2Dテクスチャペイントが可能に
曲率(Curvature)が影響する新しいブラシモジュールを搭載。ハイポリメッシュとスカルプトしたノーマルマップの両方に適用可能
ハイポリのジオメトリから編集可能なテクスチャにベイクができるSurface Transferツールを搭載。生成されたノーマルマップはスカルプトツールでさらに微調整できる
ギャラリーから「Simulation Override」を選ぶと、変形ツールを使ってリアルタイムでシミュレーションを操作できるようになる。減衰やコライダ、フォースフィールドなどのモジュールはスタック可能
次のバージョンでは、マルチタッチ入力を使ったアンカーデフォーマツールが利用できるようになる予定

CGWORLD関連情報

●Mac&PCの画面をミラーリングしてiPadを液タブ化!「Astropad Studio 5.4 」 Apple Pencil Pro対応、独自の低遅延テクノロジ搭載

Astro HQ社による、WindowsまたはMacの画面をiPadにミラーリングし、iPadを液晶ペンタブレットのように使えるソリューション。
https://cgworld.jp/flashnews/202407-Astropad.html

●無料の3Dスケッチアプリ「Feather 1.5」リリース! iPadまたはWebアプリで3D空間内にお絵かき、3Dデータとしてエクスポートも可能

iPadOSまたはWebアプリとして利用できる無料の3Dスケッチアプリ「Feather 1.5」を紹介。ペンと指先を使って3D空間上でペイントやスケッチが行え、glTFやOBJ形式で3Dデータとしてエクスポートもできる。
https://cgworld.jp/flashnews/202407-Feather.html

●iPadの操作性を活かした多目的3DCGツール「Uniform 1.0」リリース ハイポリ~ローポリ~2D画像生成まで自由自在

5月にリリースされたUniform 1.0のニュース記事。開発チームSpeasealと彼らがiPad用に開発している3Dモデル最適化アプリ「CozyBlanket」についても触れている。
https://cgworld.jp/flashnews/202405-uniform.html