Roveir社は10月2日(水)、3Dアバター着せ替えツール「METATAILOR 2.0」をリリースした。リギング済みの3Dアバターモデル(FBX)に対して、METATAILOR内のライブラリまたはインポートしたカスタム衣装を自動でフィットさせ、ゲームエンジンなどにエクスポートできるツール。バージョン2.0ではリアルタイムのクロスシミュレーションに対応し、UIの改良も施されている。

新機能として、アバターの服にクロスシミュレーションを設定し、ビューポート内でリアルタイムで表示できるようになった。

さらに、影響範囲をPhysicsブラシで調整することができ、その結果は即座にビューポートに反映される。

Unreal EngineでMETATAILORのクロスシミュレーションを適用する方法を解説したチュートリアル
METATAILOR 2.0での衣装着用チュートリアル
Unreal Engine 5.5用MetaHumanの衣装着用チュートリアル
METATAILOR 2.0によるワークフローのステップバイステップチュートリアル

バージョン2.0ではUIも改良。左ペインにレイヤーパネル、中央にビューポート、右ペインにアセットブラウザ、ツールパネルなどが配置され、直感的に作業ができるよう配慮された。

プランは無料版とPRO版(月35ドル、約5,200円)の2種類。無料版では高度なメッシュツールへのアクセスが制限され、アセットライブラリのPremium階層へのアクセスができないなどの制限がある。

METATAILOR内からアクセスできるアセットライブラリ。PROライセンスが必要な衣装には「PRO」アイコンが付いている

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