Adobe社は10月14日(月)、同社カンファレンスイベント「Adobe MAX 2024」にて、3Dファイルの表示・編集用のスタンドアロンデスクトップアプリ「Substance 3D Viewer(Beta)」を公開。また、Photoshop(Beta)との連携により、3Dモデルデータをスマートオブジェクトとして配置できるようになる。
Introducing Substance 3D Viewer (beta) a new 3D desktop app that can open, view, and render 70+ file formats.
— Adobe Substance 3D (@Substance3D) October 14, 2024
In @Photoshop (beta), drag & drop a 3D model on your canvas, and it becomes an editable Smart Object.
Download it for free and give it a try! https://t.co/3qo17o87XM pic.twitter.com/HzP6E0CavV
利用にあたっては、Creative Cloud Desktopから「ベータ版アプリ」→「Photoshop (Beta)」および「Substance 3D Viewer (Beta)」のインストールが必要になる。
Substance 3D Viewer(Beta)は3Dアーティストではなくグラフィックデザイナー向けに開発されたアプリ。スタンドアロンアプリとして、USD、OBJ、FBX、STLといった3Dファイルを開き、カメラアングルの調整やライティングの変更、マテリアルの編集が行える。また、3Dモデルと画像生成AI機能が内蔵されており、テキストプロンプトから3Dモデルを生成したり、3Dモデルをベースに画像を生成することができる。
Substance 3D Viewer(Beta)を使うと、Photoshop(Beta)で3Dモデルをスマートオブジェクトとして開くことができるようになる。移動や回転・拡大縮小はPhotoshop内で、カメラアングルの調整やライティングの変更、マテリアルの編集はSubstance 3D Viewer上で行う。
■Adobe Substance 3D Viewer(Beta)(日本語)
https://helpx.adobe.com/jp/substance-3d-viewer.html
■Substance 3D Viewer で 3D モデルを Photoshop(Beta)アプリデザインに追加(日本語)
https://helpx.adobe.com/jp/substance-3d-viewer/using/photoshop-3d-intro.html
■View and explore 3D models with Substance 3D Viewer(英語)
https://helpx.adobe.com/substance-3d-viewer/using/explore-3d-models.html
■Export images from Substance 3D Viewer (beta)(英語)
https://helpx.adobe.com/substance-3d-viewer/using/images-from-3d.html
■Generate images using 3D models in Substance 3D Viewer(英語)
https://helpx.adobe.com/substance-3d-viewer/using/gen-ai.html
CGWORLD関連情報
●「Substance 3D Painter 10.1」リリース! 新フィルタ多数追加、USDサポートやパフォーマンスの向上など
「Substance 3D Painter 10.1」では8種類の新しいデフォルトフィルタが追加。既存フィルタやUIの改良、USDのインポート・エクスポートの更新、プロジェクトを開くまでの時間の短縮、テッセレーションパフォーマンスの向上なども実装している。
https://cgworld.jp/flashnews/202409-SubstanceP101.html
●Substance 3D Designer 14.0リリース! フォトリアルな画像から手塗りの絵画調質感を生成できる新ノード群に注目
ノードベースのプロシージャルテクスチャ生成ツールSubstance 3D Designer 14.0のリリース情報。入力画像をポスタライズ(色数を減らし階調を調整)するQuantize colorノードや絵画風の仕上げを可能にするKuwaharaフィルタをはじめとする新ノードがいくつも追加されたほか、ユーザビリティの向上、APIの改善なども盛り込まれている。
https://cgworld.jp/flashnews/202408-SubstanceD14.html
●フォトグラメトリーツール「Substance 3D Sampler 4.5」リリース! UE5、Blender、Mayaなどへのアセット送信機能を新搭載
Substance 3DファミリーのフォトグラメトリーツールSubstance 3D Sampler 4.5がリリース。ゲームエンジンや3DCGツールなどへのアセットのエクスポート機能などを新たに搭載し、使い勝手が向上している。
https://cgworld.jp/flashnews/202407-Substance-Sampler.html