Mellis社は12月14日(土)、動画生成AI「Pika 2.0」をリリースした。アップロードした複数の画像とテキストプロンプトを材料(Ingredient)にしてシーンを生成できる「Scene Ingredients」機能を搭載し、従来よりも生成動画のコントロール性が向上した。なお、12月22日まではPika 2.0の機能を無料で利用できるキャンペーンを実施している。

Pikaのウインドウ下部に「Ingredients」ボタンが追加
バージョン1.5から搭載の「Pikaffect」
チュートリアルコンテンツを使ったScene Ingredients機能のテスト。画像を3つアップロードし、テキストプロンプトで各画像をどのように使うかを指定して動画生成を実行する

プラン

プランは無料のBASICプランを含む4種類を用意。Pika 2.0の利用や商用利用には年払いで月28ドル(約4,400円)のPROプラン、または最上位のFANCYプランが必要となる。

CGWORLD関連情報

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●OpenAIの動画生成AI「Sora」一般公開! 有料プランで最大1080p・20秒の動画を月500本まで生成可能

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https://cgworld.jp/flashnews/202412-OpenAI-Sora.html

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アメリカWorld Labs社が、画像1枚から3Dシーンを生成し、ユーザーが操作できる「世界モデル」(Large World Models、略称LWMs)AI技術の初期プレビューを同社サイト内で公開。Webブラウザ上でリアルタイムレンダリングされたデモシーン内をキーボードとマウスで探索できるようになっている。同社は現在、2025年の製品リリースを目指して開発を進めているという。
https://cgworld.jp/flashnews/202412-WorldLabs-AI.html