Pivot studioは1月11日(土)、3ds Max上でパラメトリックパターンを作成できるスクリプトツールPattern Engine 1.0 for 3ds Max」をGumroadでリリースした。対応バージョンは3ds Max 2018〜2025、価格はIndieライセンス(個人・フリーランス)が50ドル(約7,800円)、Studioライセンスが150ドル(約23,400円)。

Pattern Engineは柔軟なカスタマイズオプションとコントロールを組み合わせて、プロシージャルなパラメトリックデザインのタイルパーティション椅子張りなどに見られる複雑な3Dパターンを簡単に生成できる3ds Max用スクリプトツール。

Pattern Engineパネル

▲建築ビジュアライゼーションにおける壁面のパターン作成例

200以上の内蔵プリセットからパターンを適用できるほか、40以上のプリミティブ、「Grid(グリッド)」・「Radial(放射状)」・「Random(ランダム)」という3種類の配列モード、 「Weight(ウェイト)」・「Random(ランダム)」・「Expression(エクスプレッション)」という3種類の分配(Distribution)モード、深さ・角度・スケール・傾斜などのパラメータなどを使用して、ゼロからパターンを組み上げることができる。

配列モード。左からGrid、Radial、Random
プリミティブ「Tri #2」を適用したところ
分配モード(Distribution Mode)で「By Weight」を選択したところ

▲パターン作例

さらに、「Gradient(グラデーション)」・「Random(ランダム)」・「Expression(エクスプレッション)」・「Shape(シェイプ)」という4つのエフェクトタイプを適用して、パターン全体に任意の値をマッピングできるエフェクト機能を備えている。

RandomとGradientエフェクトをスタックして適用した作例

■Pattern Engine 1.0(Gumroad)
https://mahmoudkeshta.gumroad.com/l/ntskd

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