イギリスPlaycanvas社は1月7日(火)、Webブラウザベースの3D Gaussian Splatsの編集&最適化ツール「SuperSplat 1.13.0」をリリースした。新たにシーケンス化されたGaussian Splatsである4DGS(4D Gaussian Splatting、アニメーションGaussian Splats)の読み込みと再生に対応する。

現在実装されているのは、連番PLYファイルシーケンスのロードと再生。連番ファイルの読み込みに成功すると、エディタ下部にタイムラインが現れる。

連番PLYファイルを読み込むとシーケンスを操作するためのタイムラインが現れる

なお、Gaussian Splatsによるシーケンスの作成にはマルチカメラリグの構築が必要で、Playcanvasの創業者Will Eastcott氏は用意すべきカメラ台数について「30台以下ではおそらくひどい映像になるか、機能しないでしょう」と述べている。

■SuperSplat v1.13.0リリースノート(GitHub、英語)
https://github.com/playcanvas/supersplat/releases/tag/v1.13.0

なお、1月13日(月)にはバージョン1.14.0がリリースされており、エクスポートやローカライズのアップデートなどが施されている。

■SuperSplat v1.14.0リリースノート(GitHub、英語)
https://github.com/playcanvas/supersplat/releases/tag/v1.14.0

SuperSplatについて

SuperSplatは3D Gaussian Splattingデータを検査・編集・最適化・公開するために開発された、無料のWebブラウザベースのオープンソース(MIT license)ツール。対応フォーマットは「.ply」、「.compressed.ply」、「.splat」形式で、HTML Viewer(.html)によるエクスポートも行える。

編集機能としては5つの選択機能(ピッカー選択、投げなわ選択、ポリゴン選択、ブラシ選択、球体選択)と削除、変形(移動、回転、拡大縮小)、複数PLYファイルのマージを備える。

■SuperSplat User Guide(英語)
https://github.com/playcanvas/supersplat/wiki

CGWORLD関連情報

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