一般社団法人オタクコイン協会は、株式会社ツクリエ、株式会社ファンワークス、合同会社日本の田舎は資本主義のフロンティアだ、株式会社THE BATTLEと共同で、web3時代のアニメ“制作”委員会「CryptoAnime Labs(以下、同組織)」の共同設立を発表した。同組織はweb3文脈に沿って、クリエイターと世界中のファンやコミュニティが一体となってNFT発のアニメ制作の新しい方式を設計し、これまでとは異なるアプローチで世界中にアニメ作品を届ける仕組みを確立する。また、同取り組みに参加できる「初期ラボメンバー・パスポートNFT(以下パスポートNFT)」購入の事前申込(選抜方式)を開始する。制作アニメ第1弾は、世界に先駆け本年1月に制作が発表された、日本発の人気NFT作品『CryptoNinja(クリプトニンジャ)』である。今回のアニメーション制作はファンワークスが担当する。
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■「CryptoAnime Labs」について

同組織は「web3時代のアニメ制作委員会」をコンセプトに掲げ、アニメ制作やNFT開発のプロフェッショナルメンバーが集まり「LLP(有限責任事業組合)」を組成している。これまでのクローズドな「製作委員会方式」では実現が難しかった、web3時代のオープンなアニメ制作資金の調達や資金使途、アニメ制作のプロセスを透明化しながら、ファンとともにアニメ作品を世界中に広める支援活動を行なっていく。

■既存のアニメ製作と「CryptoAnime Labs」のアニメ制作

典型的な1クールアニメ(25分×12話)はおおよそ3~5億円という大きな予算をかけて制作が行われている。しかしながら、アニメ配信数が1シーズン50本前後と言われているなかで、赤字にならず大きな利益をあげられることは稀である。これまでのアニメづくりは10本~30本に1本、市場を席巻するヒット作品が生まれるかという状況で、非常にボラティリティの高いビジネスとなっている。関係各社が各々に自社サービスとのシナジーを設計する形で分散的に投資を行い、「中・長期的にみて黒字」という状態を相互に創出しながら維持・発展していくという構造になっている。

こうした「製作委員会方式」のもとで生まれてきた素晴らしい作品は多数存在している。ただ、1990年代から続くこの方式は、それ以降に発達したインターネット・SNSやweb3・ブロックチェーンといったテクノロジーを前提とした仕組みではない。今回、同組織はアニメ制作における資金調達の別の選択肢を世の中に提案するため、新たな仕組みを考案した。web3時代の新しいテクノロジーを駆使し、日本発の優れたアニメーションを世界中に届け、広く流通をさせることで、作品づくりにまつわるクリエイターや関係者たちの真のクリエイターエコノミー=金銭的な還元のサイクルが生み出せると確信しているという。

■「web3時代のアニメ制作委員会」の仕組み

「web3時代のアニメ制作委員会」は、NFTを活用して直接的にアニメ制作にまつわるクリエイターや関係者たちに金銭的な支援・応援ができる“クラウドファンディング2.0”ともいうべきサービスである。

具体的には、Webサイト上で「パスポートNFT」と「手裏剣NFT」の2つのNFTを活用したサービスである(「手裏剣NFT」は第1弾「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」専用のNFTとなり、アニメ作品ごとに名前やビジュアルは変化する)。「web3時代のアニメ制作委員会」の一員である「パスポートNFT」を保有するラボメンバーたちが、個々に応援したいアニメ作品や作品ごとの個別企画へ「手裏剣NFT」を投じる(ステーキングする)ことで、そのアニメ作品のファンの意思と金銭的支援先を直接反映できる仕組みである。アニメ制作側視点では、2つのNFT販売などにより得られた資金で、よりリッチなアニメ制作や関連企画などを充実させることができる。

この「手裏剣NFT」の購入・使用量により、ラボメンバーが保有する「パスポートNFT」は次第に成長していく。周りのアニメファンに対して、「自分がどれだけアニメ制作委員会の一員として貢献できたか」といった熱量の可視化や、「パスポートNFT」の成長に応じた「限定特典NFTなどの特別な体験/還元」を受けることができる。これまで特定の法人だけに閉じた“アニメ製作委員会”によるアニメづくりを超えて、世界中のアニメファンなどの個人も参加でき、よりオープンなアニメ制作を実現し、アニメ作品に携わる関係者ひとりひとりへの持続可能な活動支援・還元モデルを目指していく。

■「パスポートNFT」と「手裏剣NFT」の入手方法

ステップ① 上述の「パスポートNFT」購入の事前申込URLから応募を行い、「パスポートNFT」の購入権利=ホワイトリストを獲得(選抜方式となる/「パスポートNFT」は1枚あたり0.05ETH以下での販売を想定している/応募状況を見ながら初期ラボメンバー数を決定する/「パスポートNFT」は譲渡・転売不可となる)

ステップ② ホワイトリストを持つ方のみ限定の販売=プライベートセールにて「パスポートNFT」のみの購入、もしくは「パスポートNFT」+「手裏剣NFT」とのセットにて購入できる(応募状況を見ながら「手裏剣」NFTの販売価格・販売数を決定する/一度使用(ステーキング)すると使用済みデザインに変更になる/一般販売=パブリックセールは行わない)

ステップ③ 特設サイトにて支援したい企画へ「手裏剣NFT」を使用(ステーキング)する(随時、「手裏剣NFT」の追加販売を予定している)

ステップ④ 「手裏剣NFT」を使用(ステーキング)することで「パスポートNFT」が成長する。「手裏剣NFT」の使用量が一定数以上を達成すると、限定特典NFTの受け取りや、今後販売予定のNFTコレクションのホワイトリストの優先付与などの特別体験や特典を得ることができる

ステップ⑤ 支援したい企画がラボメンバーたちからの支援により、目標の手裏剣数に達成すると、企画が実施され、アニメ作品全体がファンと盛り上がることで、世界に広がっていく

(以降、ステップ③へ戻り、さまざまな関連企画を同組織やラボメンバーたちで実現させていくことになる。なお、今後ラボメンバーは不定期で追加募集予定であるが、初期ラボメンバーの募集は今回限りとなる)

【「パスポートNFT」ホルダーのその他のユーティリティ】
①特典NFTの無料配布(エアドロップ)
②今後販売されるNFTのホワイトリストの優先獲得する権利
③公式Discordの「パスポートNFT」保有者限定チャンネルへのアクセス
(アニメの先行試写会や制作陣の限定配信への視聴権利など含む)
※ここに記載したユーティリティは一部であり、順次公開していく
事前申込フォームURL:https://forms.gle/AxY4msDQhvdAjBFi8

■CryptoNinja NFTとアニメーション作品について

「CryptoNinja」は、昨今のトレンドである自動生成されたNFTではなく、一枚一枚丁寧に描かれた国内屈指のNFTコレクションである。初期版は世界に50体のみの希少性の高い型で販売、将来的にゲーム化される可能性を見据えて、忍術、流派、武器などのパラメータが設定してあるなど、派生プロジェクトに繋がる設計が成されている。

そして今回はファンワークスにて現在制作中のアニメーションにおけるメインキャラクタービジュアルの初公開した。