CGデザイナー高畑真澄氏による建築CG講座『建築ビジュアライゼーションの解像度を上げる』の開催が決定しました。3月3日(月)より全4回、計12時間以上に渡って高畑氏が紡ぎあげられてきた「美しさ」を追求するための建築ビジュアライゼーションノウハウを解説頂きます。

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講義の詳細

3Dソフトを活用すれば、建築を学んでいない人でも、フォトリアルな建築CGパースを作成できる時代が到来しました。

しかし、3Dソフトの機能は覚えても、適切なアングルが見つからず自信を持てずに悩むことも多いです。また、「建築ビジュアライゼーションとは何か?」「自分の成果物は美しいのか?」「どこをゴールにすれば完成なのか?」といった疑問に直面することもあるでしょう。

そこで、私は設計者、広告関係者、カメラマンなどのプロのからいただいたチェックバックをもとに、3Dソフトのパラメータの数値ではなく、「美しさ」にフォーカスしたアドバイスを共有したいと考えております。建築ビジュアライゼーションに関わる方々が知っておくべき重要なポイントをお伝えしたいと思います。私のこれまでの知識を集大成した建築CGパースノウハウにおいて、タイトルの「解像度を上げる」というフレーズは、ピクセルや画像サイズの意味ではなく、スキルを向上させることを指しています。初心者だけでなく中級者にも新たな気付きがある内容ですので、ぜひご参加お待ちしております

※ソフトの使い方などは知っている前提になります
※例題の使用ソフト:3ds Max,Photoshop
※どの3Dソフトでも共通する内容にしております

講師について

高畑真澄 氏

CG designer/Visual Creator
青山製図専門学校を卒業後、東京拠点に設計事務所、パース会社での勤務を経て独立。
2017年 建築ビジュアライゼーション業界への貢献を目的に教育活動をスタート

・世界で一番やさしい 3ds Max 建築CGパースの教科書(2024年3月27日改訂版発売)
・AREA JAPAN 「やさしい3ds Max –はじめての建築CG-」
・AREA JAPAN 「たのしい3ds Max -わくわく建築CG-」
・青山製図専門学校 非常勤講師
X @t_msum
Instagram @t_msum 

カリキュラム

【1日目】業界と自分を知る

まずは、建築CGパースを制作する際の基礎となる概念を、イラストや画像を交えながら解説します。
デザイナーとアーティストの違い、建築CGパースを完成させるための工程や、ソフト選び、美しさの定義など、建築ビジュアライゼーションをはじめる前に知っていておいてほしい重要なポイントをお伝えします。ぜひ、自分の状況に置き換えてご視聴ください。
自身を知る事で目標が定まったり、やるべき事が明確にもなります。

・建築CGパースの歴史
・制作環境
・建築CGパースと、ビジュアライゼーションの実例
・美しいとは

【2日目】建築とインテリア

建築CGは、単にイメージを形にするだけのCGとは異なり、建築知識そのものを知っていないと成り立ちません。

そのため、建築学んだ方は再確認をし、初心者の方はこの機会に建築知識を身につけていただきます。

図面が読めることや建築用語を理解することなど、さまざまな要素が必要です。そこで、有名建築物を例にして解説します。
さらに、実際の案件で使用された設計者からの指示書の公開や、外観・内観など幅広い内容についてもお話しします。

・建築用語
・外観と内観
・外構、ランドスケープ
・インテリア、家具

【3日目】足し算・引き算

美しく仕上げるためには、こだわる部分と手を抜く部分の選択がテクニックです。
すべてを入力(モデリング)して、たくさんライトを配置すれば良い作品ができるわけではありません。何を選ぶかが重要で、それをどのように取り入れるか、または思い切って削除することで、時にはこだわりを捨てた方が美しい仕上がりに変化したりします。例えば、空に雲は本当に必要かという点も大きな足し算・引き算です。
テクスチャ作成は重要な部分になりますので、画像加工ソフトを使用しながら、制作方法をご紹介します。準備を丁寧に行い、整理整頓する事で制作効率が上がり、完成した絵が見えてきます。

・点景(添景)
・陰影
・太陽、光源、HDRI
・背景、空、雲
・マテリアル、テクスチャ

【4日目】ブラッシュアップ・センスアップ

作品を完成するには、制作工程の中にブラシアップの時間を確保することが重要です。
「これで良いのか?」「もう少し移動したら、どう見えるのか?」など、些細なことに思えるかもしれませんが、ここが最も力を入れるべき部分です。
実際に3Dソフトでレンダリングしながら、比較した画像を用いてご説明します。4日目の最後の講義となりますが、制作の最終工程というわけではなく、私が制作中に常に意識している事のご紹介する回になります。
ここまで来たら、あとは実践するのみですので、自分の作品をブラッシュアップしてみましょう

・オブジェクトの選択のポイント
・焦点(フォーカルポイント)
・光の入れ方、影の落ち方、メリハリ
・構図
・カラー、トーン

開催日時

2025年3月3日(月)、10日(月)、17日(月)、24日(月)

各回 18:00-21:00

講義時間

各回180分 ※休憩も含みます

アーカイブ配信

あり

価格

60,000円(税抜)※定員50名

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