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劇場長編・TVシリーズアニメを中心に、様々なジャンルでその技術力を見せつけてきた ダンデライオンアニメーションスタジオ(以下、ダンデライオン)。当サイトでメイキングを紹介したTVシリーズアニメ『ツキウタ。 THE ANIMATION』(2016)など、セルシェーディングの作品には定評があるほか、『ピングー in ザ・シティ』(2017)のようなクレイ調の3Dアニメーション制作、セルにフォトリアルな表現を取り込んだ劇場映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(2017)の3DCG制作など、作品に合わせた柔軟なルックやアニメーション制作で、活動の幅をさらに広げている。最近では女性向けアイドル育成アプリゲーム『Readyyy!プロジェクト』(2018)のPV映像制作を手がけるなど、意欲的に新たなジャンルにも挑戦中だ。

そんな同社が、来年度以降に手がける複数の劇場CGアニメの展開を見据えて、このたび新規人員を募集することになった。より一層の飛躍を求めて、新たな仲間を募集する同社のモデル・テクニカルユニットのメンバーに同社の魅力や、求める人材像、今後の展望などについてお話を伺った。

自分のセンスでモデラー視点から監督やデザイナーに提案も

「最近はクライアントから直接受ける案件が多いので、監督やデザイナーと直にやりとりできる仕事が多くなっています。そのためチェックバックを受けつつ、モデラーの側からも設定画に描かれていない部分などは、自分のセンスで形状や色を積極的に提案していけることも当社の魅力のひとつだと思います」と語るのは、ディレクター・リードモデラーの遠藤 工氏。

「新人でもサポートを付けた上でいろいろな案件にチャレンジできますし、社内チェックも丁寧にしているので、若手でも一定レベルのものが出せるようになっています」と、ダンデライオンのモデラーチームの特徴についても語ってくれた。同社の画づくりやクオリティが高く評価されているのもこうした地道な努力のゆえだろう。

  • ディレクター・リードモデラー
    遠藤 工氏




  • ©DMM.futureworks Co., Ltd. ©ふなっしー

  • ©Akanesasu Anime Project

▲遠藤氏の参加作品の一例。【左】DMM VR THEATERで上映された『ふなっしーじー舞台 レジェンドオブふなっしー』(2017)。【右】ダンデライオンの最新作。2018年10月1日よりTV放映スタートの『あかねさす少女』より。
「『レジェンドオブふなっしー』はVRを使用した舞台のコンテンツだったので、舞台映えするための演出を考えながら制作しました。映像コンテンツとはまたちがった面白さがありましたね。ふなっしーファンのお客さんがかなりテンション高く喜んでくださって、大変でしたが、関われてよかったです。また、『あかねさす少女』は当社の最新作です。ぜひご期待ください」

技術力の高さに加えて他のユニットとも距離が近いチーム力が強み

『ツキウタ。THE ANIMATION』や『B-PROJECT』(2017)で数々のイケメンアイドルを手がけてきたのは、リードモデラーの金谷翔子氏。アイドルものは特にキャラクターの人数が多くなるので、その質やデザインにばらつきが生まれがちだ。それを防ぎ、キャラクターのクオリティを一定に保つためには、他のユニットとも距離が近いために意見交換がしやすく、連携を意識した精度の高いデータづくりができる同社の環境が有効に働いたという。

また、キャラクターをモデリングするだけでなく、それを用いてどう表現するかという点についてもこだわりがあるそうだ。「ダンデライオンはアニメーションで魅せる会社」だと金谷氏は言う。

「それまでセルシェーディングでモデリングしていたときは情報量を増やしがちだったのですが、『ツキウタ。THE ANIMATION』ではあえて影やラインといった情報量を減らして、アニメーションで魅せるというやりかたを採用しました。初めての試みでしたが、それが最終的に映像になったとき、『CGでやってよかった』、と言ってもらえました」と嬉しそうに語った。

  • リードモデラー
    金谷翔子氏




  • ©B-PROJECT

▲金谷氏がリードモデラーとして参加した『B-PROJECT』。「『ツキウタ。THE ANIMATION』や『B-PROJECT』では、リードモデラーとしてモデルの監修も行ないました。モデルチェック時はそれぞれのキャラクターの個性がきちんと表現されているかなどを監修していました。モデル体数が多いので大変ですが、アイドル作品はつくっていてとても楽しいです」。

同じくリードモデラーの佐藤裕記氏は、家族全員で見られるような作品をつくりたいという思いから、そうした作品を多く手がけていたダンデライオンに入社したという。入社後は、まさにその意志にかなうように、『ピングー in ザ・シティ』などのファミリー向け作品などに携わった。

「『ピングー』に関しては、キャラクター以外はほぼ全て、建物だったりトラムだったり、あらゆるものを手がけました。ツールはほぼMayaを使っていましたね。『ピングー』はクレイアニメ風のCGアニメだったので、粘土っぽく見せるための工夫をしました。あえてシンメトリーにならないようにし、直角をつくらないことで、粘土感が出るんです」と、制作上の工夫について語る佐藤氏。

「一昨年娘が生まれたので、初めて一緒に自分の手がけた作品を観たんです。娘が楽しんでくれたのが嬉しかったですね」。入社時の思いを実現させることができた佐藤氏は、そう喜びを語った。

  • リードモデラー
    佐藤裕記氏




  • ©2017 The Pygos Group/(©MATTEL, NHK, NEP, PPI

  • Copyright(C) Susaki City All Rights Reserved

▲【左】『ピングー in ザ・シティ』に登場するトラムは佐藤氏の手によるもの。【右】高知県須崎市の新荘川で最後に発見された "ニホンカワウソ" のキャラクター「しんじょう君」。同じく佐藤氏がモデリングを担当。
「トラムは『ピングーinザ・シティ』というタイトルに合う、街中をイメージさせる乗り物なので印象に残っています。イワタナオミ監督のかわいいデザインを、クレイ調の手づくり感を意識して再現しました。また、「しんじょう君」は高知県須崎市のご当地キャラで、先日当社がライセンス窓口会社となり、アニメ化の企画・制作や商品化を進めています。リアルな方はシルエット感を、デフォルメの方はどの角度でもかわいく見えるよう試行錯誤しながら完成させました」

CGアーティストの横川由梨氏は、学生時代のインターンも含めて2年目の若手社員だ。しかしキャリアの浅い若手でありながらも、劇場映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』では、作中のキーアイテムとなる「もしも玉」の制作を担当している。

「インターン時に、仕事として初めて手がけたのが『打ち上げ花火~』です。モデリングからコンポジットまで全てをやらせてもらったのですが、初めてだったもので、レンダーレイヤーが壊れやすいと知らなくて、最後のほうで壊れてしまってカットごとにつくり直すという失敗もありました。でも、周囲の方からフォローや指導をしていただいて、最終的にはちゃんと完成させることができました」と、横川氏。

ダンデライオンでは、監修する人間を付けた上で、新人にもキャラクターや作中で重要なアイテムなどを任せることがあるという。キャリアに関係なく、意欲と技術力があれば、どんどん挑戦をしていける環境があるということだろう。

  • CGアーティスト
    横川由梨氏




  • ©2017 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会

▲『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』に登場する「もしも玉」。「実在するアイテムではないので、灯台のレンズの構造を参考にしながらつくっていきました。初めての仕事でのモデリングだったので、良くも悪くも時間をかけて慎重に作成しました。特にリアルな質感の金属のマテリアルで形状に歪みがあると目立つため、そのあたりを意識して作成しました」

働きやすく風通しの良い社風も魅力のひとつ

ダンデライオンが誇るのはCG制作の技術力だけではない。その働きやすい環境もまた、大きな魅力のひとつだ。伊藤雅俊氏は様々な会社で経験を積み、現在はダンデライオンで入社4年目となるベテランリードモデラーだ。そんな伊藤氏は、週で仕事のある5日間のうち、出社するのは3日だけで、残りの2日は自宅作業だという。

「働き方の自由度が非常に高い会社だと思います。特にモデラーの仕事は自宅でできることもあるので、社内で相談した上で、自宅作業を許可してもらっています。それに、休みも非常に取りやすいですね」と、伊藤氏。また社内には既婚者も多く、そのため家庭をもった人でも働きやすい環境が整えられているという。

社内環境についてはほかにも、「各ユニットの垣根を越えてスタッフ間が交流できる」という社内の風通しの良さや、「体育会系ではない、のんびりとした社風」といった、おだやかな社風であるとの声を聞くことができた。

  • リードモデラー
    伊藤雅俊氏



▲『ピングー in ザ・シティ』の主人公、ピングーのフェイシャルは伊藤氏の手によるもの。「ピングーたちはシンプルな顔なのですが、その中にも個性、感情を出すために各キャラ多数のターゲットを必要とされたのが大変でした」

スタッフや協力会社と連係しての作品づくり

「当社の強みは、フルCGで全てが完結する作品づくりだけでなく、作画や美術など2Dのスタッフや協力会社様と連係して、ひとつの作品をつくる経験が多いことだと考えています」と語るのは、同社の代表取締役・西川和宏氏。そんな西川氏に、改めて、これからのダンデライオンが求める人材像について伺った。

「大型の作品が増えてきていますので、よりしっかりとした表現力の向上や、視聴者の方々の心に届く技術や熱意が重要になってきています。その点で、専門性の高さがそれぞれの職種で求められますので、キャリアのある方々の採用も現在積極的に行なっています。特に当社としてはこれから、キャラクターを魅力的に創れる人を強化していきたいと考えています。」と、西川氏はこれからの展望を交えつつ語ってくれた。

info

ダンデライオンアニメーションスタジオの最新作、新番組『あかねさす少女』が2018年10月1日より、TOKYO MX・読売テレビ・アニマックス・ANIMAX on PlayStation®、ほかにて放送開始!


  • http://akanesasushojo.com
    ©Akanesasu Anime Project
  • <メインスタッフ>


    シナリオ原案:打越鋼太郎/キャラクター原案:桂 正和/コンセプトアーティスト・キャラクター原案:浅田弘幸/3DCGディレクター監督:武田秀明/制作:ダンデライオンアニメーションスタジオ、十文字

PHOTO_弘田 充

求人情報

ダンデライオンアニメーションでは現在下記職種を募集中です。

▼募集職種
①モデラー 【急募】
②エフェクトアーティスト
③アニメーター
④ラインプロデューサー

▼職種内容

※制作実績は下記のページをご覧下さい※
http://www.dlas.jp/works/

①モデラー
Autodesk Maya等のアプリケーションを使用して、下記作業を行います。
・キャラクターモデリング 【急募】
デザインに沿ってキャラクターモデルを作成(主にセルルックキャラクター)

・背景モデリング
デザインに沿って背景のモデルを作成

・Adobe Photoshop/ Allegorithmic Substance Painter等を使用したテクスチャ、質感の作成

②エフェクトアーティスト
主に、Houdini/Maya、各種エフェクトプラグイン等を用いて、煙・炎・水等の各種特殊効果の作成を行います。より高度なエフェクトに特化しています。

③アニメーター
主に、キャラクターのアニメーション制作を行います。 リードアニメーターやアニメーションスーパーバイザーは その作品におけるアニメーションの方向性や表現を決定します。 コンポジットまで行うこともあります。

④ラインプロデューサー
各作品の進行管理を担うプロジェクトマネージャーを俯瞰的にマネージメントします。 各作品や現場スタッフ全体を統括します。

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