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TEXT_神山大輝 / Daiki Kamiyama
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota

映像制作を軸としながら、デジタルマーケティングの総合プロデュースを担うフラッグが、新たにモーショングラフィッカーを募集中だ。フラッグならではの自由な働き方や制作ポリシーについて、大阪オフィス マネージャー 奥平圭樹氏に訊いた。

求人情報

フラッグは現在下記の職種を募集中です。

■募集職種
①モーショングラフィックデザイナー(大阪勤務)
②モーショングラフィックデザイナー(東京勤務)
③法人営業(大阪勤務)

詳しくは 求人コーナー【JOBS】をご覧ください。

大阪オフィス編

CGWORLD(以下、CGW):本日は宜しくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

奥平 圭樹氏(以下、奥平):株式会社フラッグ大阪オフィスマネージャーの奥平です。僕はもともと映像業界出身で、大手メーカーのプロモーション映像や社内映像などを制作していました。その後フリーランスとしての活動や、いくつかの企業を経て、9年前に株式会社フラッグへ入社しました。最初は渋谷オフィスでディレクターとプロデューサーを2年ずつ務め、その後大阪オフィスを立ち上げました。

  • 株式会社フラッグ
  • 奥平 圭樹/ Keiju Okuhira
    株式会社フラッグ
    大阪オフィス マネージャ―

CGW:株式会社フラッグについて教えて下さい。

奥平:フラッグは映像制作会社をルーツに持つプロモーション会社です。映画のプロモーションや、最近ではInstagramやTwitter用の映像やスチールなどのクリエイティブもやるようになっています。東京本社はどちらかと言うとソーシャル寄りの仕事が多く、大阪は映像制作をメインに行っています。

株式会社フラッグ
フラッグ大阪オフィスの風景。フリーアドレスとなっており、社員同士の気軽なコミュニケーションが可能だ

CGW:映像制作会社は数多くありますが、フラッグならではの強みはどういった点にありますか?

奥平:映像制作単体の受託も可能ですが、広告物全体として受託もできるというのがポイントですね。プロモーションもできて、クリエイティブもできる。企画から全てがノンストップで可能な点が強みです。他の企業さんだと制作だけ、広告だけと複数の企業に渡って仕事をする必要が出るかと思いますが、フラッグなら例え大阪オフィスだけで難しい案件も、東京や名古屋、ロサンゼルスなど他のオフィスと協力して進めることができます。

CGW:映像制作がメインとのことですが、大阪オフィスの特長について詳しく教えて下さい。

奥平:現在は8名のスタッフがいて、内訳としてはディレクターが僕含めて2名、3DCG担当が1名、ADが3名、あとはプログラマーが1名、庶務系の方という形です。大きな案件を回すためにある程度縦割りになっている東京本社と違い、大阪は個々人の裁量がかなり幅広くなっています。ディレクターでもカメラを回すし編集もするし、「何でもやれる」というのが面白いですね。今後は大阪単体でも総合的な受託ができるように、今スタッフを募集しているところなんです。

株式会社フラッグ
通称「機材部屋」。撮影に必要な機材が並べられている

CGW:奥平さんは大阪オフィスの立ち上げにも関わられたと聞いています。

奥平:私は滋賀県出身で、もともと地元に帰りたいという願望があって。数年前に「地元に帰るので退職します」と社長に伝えたところ、「それなら大阪にオフィスを作ろう」と返されて、そのまま大阪オフィスを任せて頂いています。松山出身のスタッフが地元に帰るタイミングで松山オフィスを作ったり、名古屋オフィスやロサンゼルスオフィスも同じ理由ですね。東京で仕事をしたスタッフがいつか地元に戻りたくなった時、そこでもフラッグとして仕事ができるというのは、すごく面白い点だと思います。裁量を任せてもらえる分プレッシャーもありますが、そういう社風なんだと思います。

CGW:「自由な社風」というキーワードは良く聞きますが、この場合は裁量の大きさに驚きますね。

奥平:働き方そのものも自由ですよ。裁量労働制なので、僕も普通に16時に帰ったりします。夕方必ずジムに通っているスタッフもいます。ある程度お客さんの時間に合わせるようにはしますが、それにしても映像制作会社の中では勤務時間は短い方だと思いますね。

CGW:働き方という話題で行くと、福利厚生などで特色はありますか?これから働く方が特に気にする部分かとは思いますが。

奥平:例えば、書籍の購入費やセミナー参加、展示会などは経費で参加可能です。3DCGなどは制作にソフトのほかプラグインが必須ですが、そういったものもどんどん導入して頂いて構いません。稟議を通して頂く必要はありますが、かなり認めてもらいやすいはずです。また、大阪オフィスは女性が半分以上なので、女性が働きやすい環境も整っていると思います。男女問わず育休は普通に取れますし、あとは休職して海外留学をする!といったことも、会社側は認めてくれます。


  • 株式会社フラッグ

  • 株式会社フラッグ

  • 社内には自由に使える炊飯器やたこ焼き器などがあり、アットホームな雰囲気づくりに一役買っている。冬には鍋も追加されるそうだ。

奥平:特色のある福利厚生だと、大阪オフィスでは毎日炊飯器でご飯を炊いています。みんなおかずだけ持ってきて、ご飯よそって食べたりとか、後は向かいのカレー屋さんでルーだけ買ってきたりとか。あとは、今どき珍しいかも知れませんが、社員旅行もありますね。

CGW:ここからは求人の具体的な部分についてお伺いします。モーショングラフィッカーを募集しているとのことですが、スキルや使用ツールなどについて教えて下さい。

奥平:基本的にはAfter Effects CCです。CINEMA 4Dが扱えるとなお良いですね。テロップなどの仕上げ部分が多いので、ビジュアル的にどう格好良く、見やすくするのかを考えながらデザインができる方がベストマッチだと思います。2Dイラストを動かせたりすると、さらに良いですね。スキル以外だと、「特長のある人」に来て欲しいと思います。むしろフラッグらしくないクリエイターに来て頂いた方が、大阪オフィスとしての特長が出しやすいと思いますね。

株式会社フラッグ

奥平:あとは、職人気質でない方がむしろ良いと思っています。僕個人としては「作品」という言い方はあまりせず、自分で作る映像をあくまで「商品」だと思って向き合っています。意固地にならず、ある程度ビジネスライクに割り切れる人の方が良いと思いますね。

CGW:大阪オフィスは少人数体制ということで、ディレクター視点が必要な状況もあるのでしょうか。

奥平:合成が発生するシーンは、現場に行って3Dの視点での指示を出したりなど、ディレクションに関する仕事も出来るといいですね。というよりも、逆に「モーショングラフィックしかできない」という人材だと、今後はそれ単体で働いていくのは難しいと思うんです。フラッグを利用してこの辺りを学んで行けば、いずれはディレクターとして活躍して頂けると思います。大阪は職種問わずいろいろできる現場でもありますから。

CGW:最後に、フラッグ大阪オフィスの今後の展望を教えて下さい。

奥平:いつか、フラッグ大阪オフィスとしてのブランドを確立して、フラッグ大阪の東京オフィスを出すというのが究極の夢です。そのためには、大阪ならではの特色が必要ですし、独自の路線を持つことが重要です。制作も求人も、そういった意識を持ってやっています。

CGW:ありがとうございました。

次ページ:
<2>東京本社編
~モーショングラフィックで重要なのは動きではなく"情報を伝えるためのデザイン"~

求人情報

■募集職種
①モーショングラフィックデザイナー(大阪勤務)
②モーショングラフィックデザイナー(東京勤務)
③法人営業(大阪勤務)

■仕事内容
①②モーショングラフィックデザイナー
●企業VP等の映像制作におけるCG
●モーショングラフィックス制作
●インフォグラフィックス制作
●アートディレクション
●各種デザイン・イラスト制作
●合成
●テロップワーク など

主な使用ソフト:Premiere、After Effects、CINEMA 4D等

③法人営業
営業を通して映像制作、Webコンテンツ制作などのソリューションをお客様のニーズに合わせてご提案していただきます。
●クライアントの抱える課題のヒアリング・提案機会の創出
●社内でプロジェクトチームを組織
●提案・案件進行の管理
詳しくは 求人コーナー【JOBS】をご覧ください。

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東京本社編

CGWORLD(以下、CGW):東京本社編、宜しくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

福島直樹氏(以下、福島):プロデューサーの福島です。フラッグは2001年立ち上げで、私自身は2007年入社となります。お客様のやりたいことを具体的な形にして行くことが仕事で、案件ごとに必要なスタッフィングを行なったり、予算管理、制作進行などを行なっています。

土田一平氏(以下、土田):フラッグに入社して10年となります。主にモーショングラフィックを担当しています。趣味は読書とキャンプで、福島とも一緒に自転車で旅をしたこともあります。

  • 株式会社フラッグ
  • 福島直樹 / Naoki Fukushima
    株式会社フラッグ
    第3コンテンツ制作部 プロデューサー

CGW:フラッグ東京本社での業務内容を教えて下さい。

福島:主に映像制作を担当しています。法人営業部の受託した案件ごとにチームをつくり、企業VPなどを制作しています。具体的なプロモーションはPR部門が担当しています。規模感はまちまちですが、NetflixやSpotifyのソーシャル用コンテンツを担当することもありますし、一般企業のリクルーティング用の映像や会社紹介動画のお話を頂くこともあります。視聴対象者も案件内容も様々ですね。

CGW:幅広い年代層向けに映像を作られていると。その意味では、ターゲットに合わせたコンテンツ制作における工夫はありますか?

土田:個別の年代層が面白いと思えるものかどうかの判断は難しいので、具体的な工夫ではないのですが、「見た人の興味を持続させるものをつくる」という部分は一貫しています。制作に関して言えば、我々全員が認識している共通の内容は「無駄を省いて工数を減らし、効率良くつくる」ということなんです。制作物のゴールを設定し全員の認識を一致させた上でスタートすることを心がけているので、一回つくったものを壊すということもほぼありません。

  • 株式会社フラッグ
  • 土田 一平 / Ippei Tsuchida
    株式会社フラッグ
    第3コンテンツ制作部 チーフ

福島:映像制作の基本だとは思いますが、撮影の前にクライアントときちんとコンセンサスを取ることは重要ですね。いま、工数という言葉が出ましたが、フラッグではそれぞれの案件にどの程度時間を要したかを毎日プロジェクト管理ツールに入力するようにしています。これをもとに、掛けた時間と利益を照らし合わせています。

CGW:しっかりとしたプロジェクト管理は定着させるのが難しい場合も少なくないと思いますが、進行管理だけでなく全てのクリエイターが入力しているのでしょうか。

福島:そうです、もちろんプロデューサーも含めてです。作業に掛けている時間を把握することはクリエイターを含めたスタッフ全員の意思疎通にも繋がるので、結果的には無駄を省くことに繋がっています。また、次に似たような案件があったときにどれくらいの時間が掛かるのか?ということの目安にもなるので、見積もりの精度も上げることができます。

CGW:誰がどの案件に時間を掛けているかが見えることで、適切なサポートや仕事の割り振りの再考などが出来るようになっているということですね。ちなみに、チームメンバーは何名いらっしゃるのでしょうか。

福島:映像制作メンバーは14名です。プロデューサーが2名、PMが4名、ディレクターが3名、ADが2名、CGが3名という形ですね。営業から降りてきた案件を確認して、チーム内で私がスタッフィングを行うという形で制作を進めていきます。

土田:つくりたいものに対して、僕たちからも「工数的に、これくらいの制作期間が必要です」と提言できます。逆にスケジュールが先行する場合は、その中で出来るベストを探るという考え方にシフトしますね。

オフィス内風景と機材スペース

CGW:話は変わりますが、クリエイターの方は自分の時間がないとなかなかインプットが出来ないという話を良く聞きますが、その辺りのワークライフバランスについてはいかがでしょうか。

土田:僕はフラッグが3社目ですが、フリーランス時代を含めても一番ワークライフバランスは優れていると思います。先ほど話した趣味のキャンプも、この会社に入って福島と知り合えたから好きになったというのもありますし、「やっと趣味が出来たな、仕事以外の時間をすごく取れるようになったな」と感じるようになったのは、フラッグに入ってからですね。休日を寝る以外にどう過ごして良いかを勉強させて頂いた、みたいな。有休も普通に取得することができます。育児休業も半年以上取得しました。

福島:僕はもともとが映像畑ではないので、土田のように他の映像制作会社と比べることは出来ないのですが、「働きやすさ」という意味ではいい会社だと思います。誇張ではなくすごく風通しがいい会社ですし、四半期に一度個人面談をやるので、自分の意見を上層部に伝えられるタイミングも多いんです。こういうことを会社でやってみたい!という自分の想いを上に通しやすい環境だと思いますよ。

土田:どんなツールやプラグインを使えばやりやすいかをつくる本人を中心に判断しているので、この辺りの購入に関しても、すごく柔軟に感じますね。

社内にある食堂スペースでは、毎日献立が変わる昼食を無料で食べることができる。外食よりも美味しいとの評判で、この場でも積極的なコミュニケーションが行われている。

モーショングラフィックで重要なのは動きではなく"情報を伝えるためのデザイン"

CGW:今回の求人についてお伺いします。募集はモーショングラフィッカーがメインだと聞いておりますが、どのような方と一緒に働きたいですか?

土田:案件の性質によっても変わりますが、我々はデザイン重視でつくっていく場合が多いので、デザイン力のある方が良いです。カットごとに画づくりをしてから、「このデザインで伝えたい情報が本当に伝わるか」を精査して行くようなつくり方をします。アニメーション、動かし方は教えればすぐに出来るようになりますが、デザインの部分はなかなか教えてもすぐには身につかないので。

CGW:とりあえず動かす、ではなく止め絵での判断も行うということでしょうか。

土田:止めた時に美しいのは理想的ですが、一番重要なのはクライアントが求めてるものがなにかを理解して、そこに対してデザインでどうアプローチするかを考えていくことです。アニメーションは結局、伝えたい情報に対する付加価値であって、分かりやすくする・面白さを与えるという性質を持つものです。動きでごまかすのではなく、クライアントの求める本質部分をどうデザインで表現するかを考えるのが好きな方が良いと思いますね。

CGW:なるほど。では、例えばデザインが得意だけど、After Effectsは一回も触ったことがない、といった方でも良いのでしょうか。

土田:大丈夫ですよ。イラストが得意な人、デザインが得意な人、何らか得意なものがあった上で、その他の部分のレベルも向上してきた人がフラッグでは活躍する傾向にあると思います。案件によってはCinema 4Dも使いますが、例えばAfter Effectsを触った経験が無いという方でも、3ヶ月程あれば仕事で使えるレベルまでAfter Effectsのレクチャーはできると思います。「デザインが好き」という方であれば、是非。

福島:フラッグはフリーの集団ではないので、チームで働く意味を考えてくださる方のほうが良いと思います。

待合室のモニターにはこれまで制作された作品の映像が流れている。

土田:教育の話題だと、うちはニューシネマワークショップ(以下、NCW)という学校を運営していたりしますね。社長がNCWの出身で、今ではフラッグの子会社となっています。3DCGが全くできなくても問題ないですし、間口は広くとっておきたいですね。After Effects未経験の新卒入社のスタッフも、いまやAfter Effectsを使って映像制作をバリバリやっています。

CGW:ありがとうございました。最後に、フラッグ東京本社の今後の展望を教えて下さい。

土田:フラッグには様々な部署がありますが、最近は映画の買い付けなどを含めいろいろ動いている最中と聞いています。部署間の連携を強みとして常に新しいことにチャレンジしていきたいなと思っています。

福島:今後、自分たちのチームでは企画に力を入れ、自主提案を軸とした新規クライアントの開拓を今まで以上に行おうと思っています。そういう意味では、デザインができる方で、企画にも興味がある方だと面白い仕事が出来るかも知れません。少ないチームでやろうとしていますので、1つの企画にみんなのアイディアを乗っけたりと、全員でつくっていく環境を整えて行きたいなと思っています。

CGW:ありがとうございました!

※部署・チーム構成は取材当時(2019年9月)のものです

求人情報

■募集職種
①モーショングラフィックデザイナー(大阪勤務)
②モーショングラフィックデザイナー(東京勤務)
③法人営業(大阪勤務)

■仕事内容
①②モーショングラフィックデザイナー
●企業VP等の映像制作におけるCG
●モーショングラフィックス制作
●インフォグラフィックス制作
●アートディレクション
●各種デザイン・イラスト制作
●合成
●テロップワーク など

主な使用ソフト:Premiere、After Effects、CINEMA 4D等

③法人営業
営業を通して映像制作、Webコンテンツ制作などのソリューションをお客様のニーズに合わせてご提案していただきます。
●クライアントの抱える課題のヒアリング・提案機会の創出
●社内でプロジェクトチームを組織
●提案・案件進行の管理
詳しくは 求人コーナー【JOBS】をご覧ください。