技術評論社が書籍『世界一わかりやすい3ds Max操作と3DCG制作の教科書』を発売した。

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■この本の概要

「3ds Max」は3DCGの現場で確固たる地位を築いたソフトウェアだ。リアルな3DCGを制作するのに適しており、映画やテレビの映像制作の現場はもちろん,アニメーションの現場でも高頻度で使用され、近年は大学や専門学校のカリキュラムでも広く取り上げられている。本書は、3DCG制作において実力と信頼のあるIKIF+のスタッフによる3DCG制作の教科書として、3ds Maxの基本を学ぶため、モデリングや映像・アニメーション制作の操作をLesson1~15に分けて解説。この1冊で頻繁に利用される3ds Maxの操作がほぼマスターでき、プロとしての基礎固めができる。

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目次
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■こんな方におすすめ

・3DCGを作りたい人
・3ds Maxをこれからはじめる人
・モデリング初心者

■著者の一言

本書は「3ds Max」を使用して3DCG映像を制作のために必要な機能の紹介と、その機能を実際に使用するための手順を解説した初学者向けの解説書です。「3ds Max」は3DCGを制作する非常に優れたソフトウェアですが、さまざまな機能があり、はじめて手にする人が思い通りの映像を制作するにはそれなりの時間と労力が必要になります。
そこで、本書はみなさんが思い描いた世界を3DCGで具現化するための知識と技術の習得を少しでもわかりやすく解説することを心がけました。まずは基本的な使い方を覚えるための導入として本書を使用してください。各Lessonの最後には練習問題が用意されております。繰り返し手を動かして、頭と体で覚えましょう。「3ds Max」はアニメーションやゲーム、映画などさまざまな3DCGの制作でプロフェッショナルが使用しているソフトウェアです。基本機能を覚えた後、そうした映像のテクニックをまねしてみるのも上達への近道となります。
著者自身、10年以上ほかの3DCGソフトウェアを使って映像制作をしていましたが、あるプロジェクトではじめて「3ds Max」を使用したときの手探りでの作業と苦労、それ以上にこんなこともできるのかと驚いたことを鮮明に覚えています。
あのとき、自分のそばにこんな書籍があれば、と思い浮かべながら自分がわからなかったところ、疑問に思ったところ、つまづいたところをなるべく丁寧に具体的に解説しようと心がけました。
つまづく原因になるちょっとした要因は、checkやcolumnにできるだけ詰め込んであります。
本書がみなさまの3DCG映像制作の手助けになれば幸いです。

【著者プロフィール】
奥村優子/石田龍樹(おくむらゆうこ/いしだたつき)

・奥村優子
株式会社IKIF+ 所属。
CGディレクター・演出。
映画『ドラえもん』2007~2010、TVシリーズ『キングダム』、TVシリーズ『戦国無双』など多くの作品の3DCG監督を務める。『がんばれ!ルルロロ(第2期)』や、Web映像等で演出も担当。東京工芸大学非常勤講師、アニメーション学会員、アニメーション協会員。

・石田龍樹
株式会社IKIF+ 所属。
CGテクニカルディレクター。
担当にTVシリーズ『キングダム』などの作品で主に3Dキャラクターのセットアップ、TVシリーズ『アルドノア・ゼロ』にてCGアニメーション、一部セットアップなど。
IKIF+
株式会社 アイケイアイエフプラス

商業アニメーションを中心に幅広く3DCGアニメーション制作を手掛けている。メカやロボットからかわいいキャラクターのモデリング、アニメーションまで3DCGに関する業務全般を扱っている。3DCGを使用しない、様々な技法を用いたアニメーションの制作も行う。

■書籍情報

・発売:1月20日(水)
・著:IKIF+ 奥村優子/石田龍樹
・B5判/320ページ
・定価:(本体3,900円+税)
・ISBN:978-4-7741-7860-8