米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」では、今年で5年目となる「CGアニメーション部門」の実施が決定した。審査員は、アニメーション演出家の水島精二氏、映画監督の山崎 貴氏、デジタルハリウッド大学学長の杉山知之の3名。

■ 開催概要

国内外のコンテンツ業界に多数のクリエイターを輩出しているデジタルハリウッドとのコラボレーションによる「CGアニメーション部門」では今年、29ヵ国より217作品の応募があり、日々進化し続ける様々なCG技術を駆使した俊作20本(9ヵ国)が上映される。技術面だけでなくストーリー性や、エンターテイメント性においても優れた作品ばかり。大人から子供まで楽しめるラインナップとなっている。また、デジタルハリウッドが主催するクリエイティブアワード「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2015」でベストCGアニメ賞を受賞した『鵺』(NUE)も上映される。CGアニメーション部門の優秀賞は、6月15日(月)に渋谷ヒカリエホールにて行われるアワードセレモニーにて発表され、賞金60万円が授与される。

●CGアニメーション部門 審査員
水島精二氏(アニメーション演出家)
1966年生まれ。東京都出身。アニメーション演出家。撮影会社に入社し、アニメーション、ゲームの制作などに携わり『ジェネレイターガウル』(98)にて監督に。その後、劇場版『鋼の錬金術師~シャンバラを征く者~』、『機動戦士ガンダム00』など数々の作品にて活躍中。最新作『楽園追放-Expelled from Paradise-』は3DCGで制作された。
山崎 貴氏(映画監督)
1986年に白組に入社。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)が第29回アカデミー賞最優秀作品賞他13部門を受賞、シリーズとなり計3作品が公開された。近作の『永遠の0』(13)、3DCGアニメーション『STAND BY ME ドラえもん』(14)は、それぞれ第38回アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞他6部門、最優秀アニメーション作品賞を受賞する。『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10)、3DCGアニメーション『friends もののけ島のナキ』(11)、最新作『寄生獣』(14)・『寄生獣 完結編』(2015年4月25日公開)では、監督・VFXを務める。
杉山知之氏(デジタルハリウッド大学 学長)
1954年東京都生まれ。1987年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。1990年国際メディア研究財団・主任研究員、1993年日本大学短期大学部専任講師を経て、1994年10月デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。2011年9月、上海音楽学院(中国)との 合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の学院長に就任。福岡コンテンツ産業振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員を務め、また「新日本様式」協議会、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。

●「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2015」開催期間
<東京会場>
・表参道ヒルズ スペース オー
 6月4日(木) オープニングセレモニー
 6月5日(金)~6月7日(日)
・Andaz Studio
 6月8日(月)~6月12日(金)
・ラフォーレミュージアム原宿
 6月11日(木)~6月14日(日)
・シダックス カルチャーホール
 6月5日(金)~6月7日(日)、6月11日(木)~6月14日(日)
・iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ
 6月12日(金)~6月14日(日)
・ヒカリエホール
 6月15日(月) アワードセレモニー(授賞式)
<横浜会場>
・ブリリア ショートショート シアター
 6月5日(金)~6月14日(日)(横浜開催)

■ 関連 URL

・ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)
 http://www.shortshorts.org/2015/index.php