「アニメーションブートキャンプ2017」は日本を代表するアニメーターや監督のもとで、アニメーションの作画を学ぶ合宿形式のワークショップ。ワークショップでは、グループワークを通して1本の課題をつくり上げ、アニメーションでの表現者の核となる「伝わる表現」を学ぶ。第一線で活躍する監督やアニメーターが講師として参加し、参加者たちの「こうしたい」に応える形で、実際に描いてみせながら作画のポイント、問題解決のヒント、異なるやり方の可能性などを示してくれる。学生たちと机をならべて一日中すぐ間近にいて濃密な指導を行なってくれる点は、同プログラムならでは。今年は手描きアニメーションと一緒に3DCGアニメーションを学ぶプログラムもスタートする。学生に限らず、新人アニメーターの応募も可能。
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■「アニメーションブートキャンプ」とは

「アニメーションブートキャンプ」は、文化庁によるメディア芸術の振興を目的とした事業の一つとして2012年から産学協同で行われているワークショップ。大学や専門学校などでアニメーションを学ぶ学生たちに、日本のトップレベルのアニメーター達が指導を行なってきた。その理念は、「表現者として自己開発できる人材を育てること」。小手先の技術や知識ではなく、アニメーターとして成長していく上で必要な基本姿勢を、他の参加者達との課題制作を通じて学ぶ。

■ワークショップ概要

日時:
①合宿...2017年11月10日(金)~11月13日(月)3泊4日
②講評会...2017年12月中旬
会場:
①合宿...長野県諏訪郡富士見町の研修施設
※集合・解散場所は東京23区内
②講評会...東京23区内(予定)
対象者:
・手描アニメーション
・3DCG問わずアニメーション制作に興味のある大学生、専門・各種学校生以上
※高校生以下は参加不可
※応募時に手描き・3DCGどちらで参加を希望するか選択
・ワークショップ全日程に参加可能な人
・募集要項記載の個人情報取り扱い方針および注意事項を確認の上、同意できる人
・日本語でのコミュニケーションが可能な人
・3DCGアニメーションで参加を希望の人は、Mayaもしくは3ds Maxなどの3DCGソフトウェア操作方法を習得しており、それらのソフトウェアでアニメーション制作の経験がある人に限る
募集人数:24名程度(予定)
参加費:約14,000円(予定)
※ワークショップ参加費用は無料だが、宿泊費・食費・旅行保険の実費が含まれる
※都内集合場所から合宿場所までは無料送迎バスにて移動。帰りは集合場所にて解散となる。詳しい集合場所は参加確定後に連絡
※自宅から集合・解散場所への往復交通費は各自で負担
講師(予定):
※敬称略・五十音順
青木一紀(アニメーター・手塚プロダクション)
浅野恭司(アニメーター、キャラクターデザイナー・ウィットスタジオ)
稲村武志(アニメーター・スタジオポノック)
今川洋尚(3DCGアニメーション・ゲーム開発)
大久保 徹(キャラクターデザイン、作画監督・プロダクション・アイジー)
押山清高(アニメーター、アニメーション監督)
片渕須直(アニメーション監督、脚本家)
後藤隆幸(アニメーター、キャラクターデザイナー・プロダクション・アイジー)
佐藤好春(アニメーター・日本アニメーション)
瀬口 泉(アニメーター)
富沢信雄(アニメーション監督・テレコム・アニメーションフィルム)
山田桃子(アニメーター・手塚プロダクション)
※他にも第一線で活躍する講師の参加を予定