Z会大岡 信ことば館ヴィジュアルワークスの仕事を通じて、デジタルアートの最先端に迫る展覧会「Works of VISUAL WORKS ―デジタルアートの最先端―」を開催する。彼らの作品や制作工程から見えてくる、デジタルアートの現在とは。

『ファイナルファンタジー』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズで広く世界に知られる、スクウェア・エニックスの映像制作集団「ヴィジュアルワークス」。高い技術に裏打ちされた美しい映像とその世界観は、観る者を魅了する。単にゲームの世界に留まらず、様々な業種と数多くのコラボレーションを手がけてもいる。

本展は、これらヴィジュアルワークスの仕事を通じて、デジタルアートの最先端に迫るもの。彼らの作品や制作工程から見えてくる、デジタルアートの現在とは。また本展では、制作者自身にも着目する。単に美しいだけでなく、観る者を飽くことなく作品の世界に引き込むには、高い創造力が必要になってくるはずだ。それをどのように高め、維持し、制作に反映していくのか。そこに、デジタルアートの最先端を切り拓く、彼らの「表現者」としてのプライドが厳然と存在するのだ。

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■展示の見どころ

ヴィジュアルワークスの仕事を、制作工程を中心に紹介。『ファイナルファンタジー』等のゲームに登場する印象的なことばも、ことば館ならではの造形で紹介する。

■ヴィジュアルワークスの作品をダイジェストで紹介

『ファイナルファンタジー』シリーズを始めとする数々の作品をダイジェストで上映。また、名シーン、名キャラクターを、壁面いっぱいの大画像と等身大ウォールスクリーンで紹介する。さらに、等身大のジャッジマスターや巨大クリスタルが入館者を迎える。

■企画から作品完成までの3つの工程を映像で解説

<A工程>
企画をもとに作品の指針となる「プリビズ」制作を始まりに、キャラクターの見た目を試作し作り込んでいく「ルックデブ」。そしてすべてのシーンのエレメント(要素)を洗い出す「ブレイクダウン」の工程までを解説する。

<B工程>
キャラクターから小物にいたるまでの「アセット(素材)」を制作する。背景では古くから映画製作で使われてきた「マットペイント」の手法をデジタルに応用して壮大なイメージを作り出す。また、キャラクターの動きの仕組みを作る「リギング」、そして「アニメーション」、髪の毛や服の動きの「シミュレーション」、画面一杯に大人数が動き回る「群集シミュレーション」などの制作工程を紹介する。

<C工程>
爆発などの物理シミュレーションに代表される「エフェクト」を加え、光を使って映像の意味と世界の色を「ライティング」で構築。そして全体を「コンポジット」して「エディット(編集)」へと、最終段階へ向かう。伝えたい思いをどう演出するか考えながら、魅力的な映像をつくり上げるための最終工程だ。

■モーションキャプチャー設備紹介

人や物の動きをデジタルデータとして記憶させることができる「モーションキャプチャー」。3DCGキャラクターに動きを与える。

■ヴィジュアルワークススタッフの制作の現場に迫る

制作スタッフへのインタビューやデスクの再現などから、制作の現場に迫り彼らの創造性を探る。
※会期中、展示替えを行う。


前期:3月26日~6月26日/後期:6月28日~8月31日

■Z会CMについて

「Z会がひらく、新しい教育の世界」(Z会特設ページ) タブレットを使ったZ会の新しい教育の世界観をスクウェア・エニックス ヴィジュアルワークス部が表現。

■オリジナルグッズ販売

オリジナル商品4点を発売(全て税別)
パンフレット:1,200円
展覧会ポスター:700円
クリアファイル:400円
ポストカード:400円

■併設展示:「大岡 信(おおおかまこと)の部屋」

大岡 信の部屋では、詩人・大岡 信(1931年~)の多彩な仕事を紹介している。

昔々のファンタジー 〜大岡信の『おとぎ草子ぞうし』〜
いつの時代も、ファンタジーは人の心をつかんできた。今回は、大岡 信の現代語訳による、遠いむかしのファンタジー『おとぎ草子』を取り上げる。今話題の『浦島太郎』『一寸法師』。知っているようで知らないその全容とは。

・前期:『浦島太郎』を読みなおせ!一瞬で年老いてしまった浦島太郎のその後とは? ※一文のみ

・後期:『一寸法師』を読みなおせ!姫への恋心を募らせる一寸法師がとった、驚きの行動とは? ※一文のみ

■展覧会詳細

【名称】
スクウェア・エニックス×Z会 Works of VISUAL WORKS ―デジタルアートの最先端―

【場所】
大岡信ことば館

【会期】
3月26日(土)~8月31日(水)

【開館時間】
10:00~17:00 ※金曜日は19:00まで開館(入館受付は閉館時間の30分前まで)

【休館日】
月曜日 ※5月2日(月)と7月18日(月)は開館 ※7月19日は休館

【入館料】
大人1,000円/大学生700円/小中高生500円/未就学児無料
・障害者手帳呈示の方および、その付き添いの方1名無料
・静岡県内の小学生はミュージアムパスポート呈示で無料
・シニア割引 毎週木曜日 ※60歳以上の方は半額
・団体(4名以上) 各100円引き
※割引の併用不可

【主催】株式会社Z会/大岡 信ことば館

【協賛】第一三共株式会社/ スルガ銀行/ 伊豆箱根鉄道株式会社/ みしまプラザホテル

【特別協力】株式会社スクウェア・エニックス ヴィジュアルワークス部

【後援】静岡県、三島市、沼津市、長泉町、清水町、裾野市、御殿場市、富士宮市、伊豆の国市、伊豆市 各教育委員会/富士市/静岡第一テレビ/静岡朝日テレビ