昨年も大好評だった『映像制作の仕事展』が今年はSIGGRAPH Asia 2018のProduction Galleryとして開催されます。
国内外で活躍するクリエイター16名の作品が展示されます。入場は無料になりますのでぜひご来場ください。

映像制作の仕事展の詳細はこちら SIGGRAPH Asia 2018公式サイト

開催概要

Production Gallery『映像制作の仕事展』
一昨年から開催している『映像制作の仕事展』が今年はSIGGRAPH Asia 2018にて開催されます。

映画、テレビ、CMなど、さまざまな分野で使われる映像作品。その裏側には、実にたくさんの分野の仕事があります。

本展示では、その中から「コンセプトアーティスト」「マットペインター」「特殊メイクアップアーティスト」「特殊造型師」、「モデラー」などの分野にフォーカスし、ふだん表には出てこない制作の裏側、アナログとデジタルの技術をご覧いただけます。

制作現場の一端を知ることで、映像の楽しみは何倍にも広がります。本展示をきっかけに、映像制作の仕事に興味を持っていただければ幸いです。

会場:東京国際フォーラム ガラス棟(SIGGRAPH Asia 2018 特設会場)
開催期間:2018年12月4日(火)〜 12月7日(金)
開催時間:9:00 〜 18:00(最終日は16:00まで)
入場料:無料 ※SIGGRAPH Asia 2018は有料となります

参加アーティスト

庄野 晴彦/CGアーティスト
長崎県出身。1985年 ビデオ・パフォーマンス・ユニット"RADICAL TV"を結成しライブ等の活動を開始。1990年よりソロ活動を開始し、ゲーム、映画、MV、展示映像などさまざまな分野で活躍する。1991年 「Alice」、1993年「GADGET」でマルチメディアグランプリ通産大臣賞を2度受賞。「GADGET」は海外でも発売され高い評価を得る。1995年 Newsweek誌(US版)で「50 for the Future(未来を創る50人)」に選出。有限会社ウイル(WILL,ltd.)代表。

林 隆之/デジタルマットペインター
1986年阿佐ヶ谷美術専門学校卒。卒業後、白組でマット画を学び、映画、CM等のミニチュア制作、マット画制作に携わり1988年フリーのマットペインターとして独立。

元内 義則/特殊造形家
1967年、北海道生まれ。映像制作会社「白組」での仕事をきっかけに30歳で独立。以降 映画・CM・PVなどのプロップ/ミニチュアモデル/ミニチュアセットをはじめ、ストップモーションアニメーション用パペットなどジャンルにとらわれることなく幅広く手掛ける。模型作りの技術は全て独学。

木村 俊幸/コンセプト・マットアーティスト・VFXスーパーヴァイザー・美術家
岩手県出身。マリンポストプロダクション、イマジカ特撮部を経て独立。美術家としてVFX studio LOOPHOLEを活動の中心とし、コンセプトデザイン、マットアートを用いた絵画的なVFXを打ち出し続けている。VFXと現代美術を結ぶ同ギャラリーでの個展、MATIMシリーズを世界に発信する他、若手作家の展覧会をオーガナイズする。平成ゴジラシリーズ、SPAWN THE MOVIEで早くからデジタルマット画を導入、CASSHERN(第10回 記念 AMD Award '04Best Visual Designer賞、映画「ブルーハーツが聴こえる/人にやさしく」ではダンボール宇宙船を単独造形しVFX-JAPAN アワード2017 優秀賞を獲得。最新作 倉木麻衣「今宵は夢に抱かれたい」 和楽器バンド「細雪」、CM 中華三昧、ぷっちょ 、avex [NINJYAPROJECT」、僕だけがいない街(Netflix)、「遠山の金さん2018」etc 画集「MATIM-SAY YES-」(東京都現代美術館/金沢21世紀美術館/府中市美術館)、OJUNとの合作viny bon(東京都現代美術館図書、所蔵)背景ビジュアル資料集1~14(監修/イラスト) スチームパンク東方研究所(巻頭イラスト)

百武 朋/キャラクターデザイン/特殊メイク/特殊造型家
岩手県出身。日活映画芸術学院で映画美術を学び、卒業後、2004 年に株式会社百武スタジオ設立。

帆足 タケヒコ/株式会社studio picapixels 代表取締役 CEO/台湾有限会社AURAS 外部取締役
円谷プロダクションにてスーツアクターとして活動。1992年、アーケードゲームプロデューサーとして株式会社バンプレスト入社。1996年、株式会社スクウェア・エニックスへ。同社スクウェアUSAホノルルスタジオに転勤。サンフランシスコEA本社に入社。帰国後2013年、株式会社studio picapixels設立。2017年より、アプリ/ゲーム開発を行う台湾有限会社AURAS 外部取締役就任。

東城 直枝/Digital Matte Painter
フリーランスのデジタルマットペインター。広告代理店・放送局勤務を経て、マットペインターとして映画を中心にCM、TVドラマ、ゲームなどの映像制作に携わっている。

富安 健一郎/コンセプトアーティスト
ゲーム会社のデザイナー、フリーランスのアーティストなどを経て、2011年にコンセプトアートのスペシャリスト集団である株式会社INEIを発足。現在は同社代表を務めつつ、映画、ゲーム、CMなどのエンターテインメントコンテンツ、都市計画、大型施設などのコンセプトアートを提供している。

AKIHITO/Fine Artist/Special Effects Make-up Artist
毎年ロサンゼルスで開催されるメイクの祭典「IMATS」メイクコンテスト、 アバンギャルドメイクアップ部門で優勝した、唯一の日本人。2000年に円谷プロダクションの「ウルトラマンコスモス」メイン怪獣デザイナーを務め、2002年渡米。ハリウッドの大作映画で活躍する現役トップクラスの特殊メイク、造形アーティスト。ファインアーティストとしてもオリジナル作品を発表し続けている。難関と言われるSPECTRUMアートブックの立体部門で金賞、銀賞を多数受賞。2014年に初アート作品集「Heart of Art」を出版

北田 栄二/株式会社ModelingCafe 福岡支社代表/Environment Modeling Surpervisor
国内外で活動中のデジタルアーティスト。オーストラリア、シンガポールでの海外就労を経て2014年11月に帰国。現在はModelingCafe福岡支社代表。幸せな家庭を築くため、世界に通用するデジタルアーティストを目指して現在も武者修行中。著書『Maya実践ハードサーフェスモデリング:プロップと背景から学ぶワークフロー』(2015年2月刊)

江場 左知子/Fude Digital Matte Painter
東京芸術大学美術学部絵画科油画を卒業し、同、大学院を修了。在学中よりデジタルエンジン研究所、モーターライズ、特撮研究所勤務を経て、フリーランスに。2007年よりFude立ち上げ、同所属。

鈴木 卓矢/株式会社フォトンアーツ/Environment & Props Modeling Supervisor
1980年生まれ。大学卒業後Square-Enixに入社。2009年にアメリカに渡りBlizzard EntertainmentのSenior Artistとして背景のデザインからモデリングまでを担当。2014年に活動の場を日本に移し、現在は都内のCG制作会社PhotonArtsに勤務。その傍ら自身の更なるスキルアップのためにフリーランスの背景モデラーとして、実写、フルCG、アニメなど幅広く活動中。

田島 光二/コンセプトアーティスト
1990年生まれ、東京出身。2011年に日本電子専門学校コンピューター・グラフィックス科を卒業。2012年4月にロンドンのVFX制作会社ダブル・ネガティブに入社しコンセプトアーティストとしてのキャリアをスタート。2018年9月にシニアコンセプトアーティストとしてルーカスフィルムのVFX部門であるILMへ移籍し、現職。

森田 悠揮/Creature Artist/CG Artist
1991年生まれ、名古屋市出身、立教大学卒。クリーチャーアーティスト/デジタルアーティスト。国内外の映画・CM・ゲームのクリーチャーデザインやCGアセットを手掛ける。2015年より月刊『CGWORLD』にて連載中。著書『the Art of Mystical Beasts』発売中。

岡田 恵太/Digital Sculpture
1991年7月生まれ、広島県出身。株式会社Villard代表取締役。デジタルスカルプター、3Dコンセプトアーティスト2012年大阪の専門学校を卒業後、大阪のゲーム会社に就職。2013年に退職し東京へ上京した後、1年ほど荷揚げ屋等をしながらZBrushを独学で学んだ後に東京のゲーム会社へ就職。2015年からフリーランスとなり、「Bloodborne DLC」をはじめ、主にクリーチャーなどのコンセプトモデルを制作。

沢田 匡広/コンセプトアーティスト
1992年生まれ、大阪府出身。 Vancouver Institute of media artsを卒業後、マットペインターとしてキャリアをスタートし複数の映画に携わる。後にコンセプトアーティストに転身、現在はコンセプトアーティストとして主に国内外の映画、ゲームにて活動の幅を広げている。また、2018年より月刊『CGWORLD』にて「世界大諸説史」を連載中。

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