空間デザインを企画・制作する株式会社シンク・デザインは、SDGs(持続可能な開発目標)時代に向けた環境啓発用コンテンツのニーズに対応して、三重県桑名市に新設された桑名広域清掃事業組合の資源循環センター「愛称・リサイクルの森」の見学ルートの企画制作を担当した。
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■概要
シンク・デザインは、CGやVRなど最先端の表現技術を活用したシステムからコンテンツまで総合的なデザインを企画・設計・施工する専門家集団。今回、リサイクルの森の見学ルート全体のコンセプト、ストーリーづくりから、映像システムの設計と施工、体感型コンテンツの制作まで、パートナー企業とともにトータルにデザインした。
同施設は、最先端のデジタル映像演出と、廃材アート、ブラックライト等のアナログな空間演出も融合させた、ユニークな展示空間となっている。ごみ処理施設として国内最大級となる、幅約22メートルの大型マルチスクリーンを導入し、ごみ処理の仕組み等を没入感のある体感型映像によって学べる「天空シアター」も設けている。リサイクルの森は、エンターテインメント性のある高品質なコンテンツにより、子供だけでなく大人も楽しみながら体験学習できる先進的な見学施設だ。
■リサイクルの森の見学コースの特長
リサイクルの森では、絵本の世界をコンセプトに、イメージキャラクター"モフリンと森の仲間たち"によって見学ストーリーが展開される。見学者は、循環型社会のキーワードである3R(「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」)について、楽しみながら学習することができる。
1)ブラックライト天井画演出
見学コースは、約70メートルにも及ぶ、ブラックライトによる天井画の演出でスタート。星空をイメージした空間で、モフリンと森の仲間たちが登場する。
2)絵本シアター
巨大な絵本型のスクリーンと、廃材アートによる展示空間。スクリーンにモフリンと森の仲間たちが現れ、見学へと楽しくナビゲートする。
3)天空シアター
ごみ処理施設として国内最大級の幅約22メートルの大型マルチスクリーンが設置されたメイン・シアター。モフリンと森の仲間たちと共に、ごみ処理プラントの中に入っていくような没入感のある映像体験で、資源循環について楽しみながら学ぶことができる。