Zero-Tenが制作総指揮・総合プロデュースする「軍艦島デジタルミュージアム」が、2015年9月17日(木)長崎市にグランドオープンした。
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■ 「軍艦島デジタルミュージアム」について

「軍艦島デジタルミュージアム」は、「明治日本の産業革命遺産」として2015年7月に世界文化遺産に登録された「端島炭鉱(通称:軍艦島)」への上陸を、最新のデジタル技術を用いて疑似体験できる新しいミュージアム。日本の近代化を支えた軍艦島は、歴史的・文化的に高い価値を持っているが、炭鉱の閉山に伴い1974年に無人島となって以降、手つかずのまま苛烈な自然環境にさらされ、風化・劣化が加速度的に進んでいる。また、軍艦島への上陸ツアーは年末まで予約が取れないような状況に加え、上陸・見学できる箇所はどうしても限られており、海底に広がる広大な炭鉱の姿を目の当たりにすることはできない。「軍艦島デジタルミュージアム」内の様々なコンテンツで再現されるのは、今に残る「廃墟の島」ではなく、活気あふれる往時の軍艦島の文化や雰囲気、人々のリアルな暮らしぶり、海底炭鉱の知られざる姿、語られることの少ない島民の気持ちだ。それらを再現するため、現在各所に散らばる画像や映像などの貴重な資料を収集した上で、あらためてゼロから取材が行われた。

■ 展示内容

①映像ギャラリー
UAV(無人飛行体)による空撮で当施設用に撮り下ろした映像をもとに、軍艦島の今を3Dモデリング技術を用いて再現。上陸ツアーだけでは計り知れない軍艦島を垣間見ることができる。
②65号棟の暮らし
日本初の鉄筋コンクリートアパートが建てられたという軍艦島。中でも65号棟は317戸を有する島内最大のマンモス棟で、その一室を再現したコーナー。
③採炭現場への道
軍艦島の海底には地下1km以上、周囲2km以上の広大な範囲に、いくつもの海底坑道が張り巡らされていた。地上から採炭現場までの道のりをデジタル技術で再現し、まるで当時のケージやトロッコに乗って採炭現場へ向かうような体験ができる。
④軍艦島シンフォニー
全長30mの壁面いっぱいにプロジェクションマッピングで映像を投影し、今に残る写真や動画資料をもとに当時の島の空気感を体感。
⑤軍艦島の謎
世界一の人口密度を記録した「軍艦島」。軍艦島には知られざる多くの世界一や日本一、世界初、業界初がある。それらの秘密をタッチパネルで楽しく学ぶことができる。
⑥軍艦島の表情
多面体変形オブジェを投影面としたプロジェクションマッピングで、軍艦島で暮らした人々の表情にフォーカスした切り口から、当時の豊かでユニークな軍艦島の暮らしを体感。
⑦シマノリズム
1/150サイズの軍艦島ジオラマと映像で、目抜き通りの賑わいや祭りなどの行事を再現し、活気に満ちた当時の島の様子を感じることができる。
⑧Wonder Island
新進気鋭の日本画家・絹谷香菜子氏が、軍艦島で実際に採掘された石炭を用いて書き下ろした幻想的な水墨画を展示。伝統的な水墨画と近代的な映像のコラボレーションが見所だ。

■ 施設概要

開館時間:9:00~20:00 年中無休
入場料:一般1,800円、中学生・高校生1,500円、小学生800円、幼児(3~6歳)500円、3歳未満無料(長崎市在住の方は特別割引あり)
住所:〒850-0921 長崎県長崎市松が枝町5-6
TEL:095-895-5000
FAX:095-895-5005
mail:info@gdm.nagasaki.jp

■ 関連 URL

・「軍艦島デジタルミュージアム」
 http://gdm.nagasaki.jp
・株式会社Zero-Ten
 http://zeroten.jp