ゼンリンは、「ゼンリン地図の資料館」(福岡県北九州市)の所蔵史料約8,000点の中から、厳選した貴重な史料220点をデジタルアーカイブしたWebサイト「ゼンリンバーチャルミュージアム」(以下、バーチャルミュージアム)を2014年11月4日(火)に公開した。
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■ 「ゼンリンバーチャルミュージアム」について

「バーチャルミュージアム」で公開する史料は、「ゼンリン地図の資料館」の展示物および今まで一般に公開していなかった所蔵史料の中から、専門家で構成されたワーキンググループ(「ゼンリンバーチャルミュージアム」の制作にあたり、学識的見地などから史料の価値を評価した第三者によるグループ。北九州市立大学大学院教授・城戸宏史氏など学識者6名)が厳選した220点。これまで、ゼンリンが所蔵している史料は「ゼンリン地図の資料館」の展示室でしか見ることができなかった。今回、それらを全国の人にいつでも鑑賞してもらいたいという趣旨のもと、デジタルアーカイブし、Webサイトで公開することになった。1500年代後半にアブラハム・オルテリウスによって描かれた、繊細で美しい表現が特徴の「アジア新図」や「日本島図」を含む近代から近世にかけて西洋で描かれたアジア地域の地図、また、戦後復興を果たし高度経済成長期を迎えた東京を描いた地図など、その時代の背景や文化を映した貴重な史料を、「バーチャルミュージアム」にアクセスすることで見ることができる。
公開史料数:220点
閲覧:無料(※但し、通信費・パケット代はユーザー負担となる)

●主なコンテンツ
Selection
美術館に見立てたバーチャル空間で、テーマ別に分けた4つの部屋を巡りながら史料を鑑賞できる
<テーマ>
西洋から見た日本とアジア:16点
高度成長期の東京:6点
ロマンが香る港町レトロマップ:7点
懐かしの名車とドライブマップ:10点
Collections
220点の史料を作られた時代ごとに整理。さらに資料を主題ごとに分類し、検索しやすくなった
index
「ゼンリン地図の資料館」の所蔵品をリスト化。バーチャルミュージアムに収録していない資料もタイトルと発行年を一覧で記載している
住宅地図で時の旅
時代と共に移り変わってきた街の姿を住宅地図で紹介。東京・御茶ノ水周辺、北九州・小倉の2つの街を1960年代、1970年代、そして現在の住宅地図で見ることができる
-匠-昔の地図づくり
1980年代までゼンリンで行われていた、手書きによる地図作りを動画で紹介。調査スタッフが歩いて収集した情報を記載した原稿をもとに、専門の職人が「烏口」と呼ばれる道具で書いていく様子を見ることができる



■ 関連 URL

・「ゼンリンバーチャルミュージアム」
 http://www.zenrin.co.jp/zvm
・株式会社ゼンリン
 http://www.zenrin.co.jp