EIZOは、24.1型カラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge(カラーエッジ) CG247」および「ColorEdge CX241」を2014年4月24日に発売する。価格はいずれもオープン。
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■ 「ColorEdge CG247」、「ColorEdge CX241」について

「ColorEdge CG247」と「CX241」はそれぞれ従来機種「CG246」、CX240 の後継機種。性能が向上した点として、両機種ともAdobe RGB カバー率 99%の IPS パネルを採用し、広色域データの忠実な再現が可能だ。また、従来機種では1920×1080解像度までに限られていたHDMI入力時も含め、3系統すべての入力端子で1920×1200表示に対応している。さらに、広色域LEDバックライトを採用することで、消費電力を抑えており、冷却用のファンを使わない内部設計を実現している。「ColorEdge CG247」(以下 CG247)での標準消費電力はわずか32W 、従来機種に比べ 22%削減。「CG247」は、ワークフローで厳密な色の管理と運用が求められる、映像制作市場、プロフェッショナルフォト、プリプレスをターゲットにしており、キャリブレーションを行えるセンサーを内蔵している。一方、「ColorEdge CX241」(以下 CX241)は、デザインやデジタルフォト、研究開発など、正確な色の表示が求められる市場をターゲットにしており、キャリブレーションした調整結果やプリセットのカラーモードを再調整できる「コレクションセンサー」を内蔵。従来機種同様に、滑らかな階調表現、画面の均一表示、すばやい表示安定など、ColorEdgeの優れた基本性能を搭載。「CG247」は映像制作に特化した機能を付加し、「CX241」は用途に合わせて選べる3つのモデルを用意している。対応したColorEdge専用の調整ソフトウェア(ColorNavigator 6、ColorNavigator NX、ColorNavigator Elements)を使って、正確で適切な画面表示に調整でき、それを保つための再調整を自動で実施する。



■ 新製品の主な特長

●Adobe RGBカバー率99%、DCI カバー率95%の広色域表示
sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかなAdobe RGB色域のデータも正しく表示できる。また、印刷業界の標準色JMPAカラー、Japan Colorも再現し、映像制作で使われるDCI規格も95%カバー。制作段階から仕上がりの色味をモニター上で確認でき、スムーズな作業進行をサポートする。

●画面表面のぎらつきが少ないIPSパネルの採用
IPSパネルの採用で、角度によって白浮きや色変化しにくく、同じイメージを共有できる。また、画面表面のぎらつきが少ないパネルを採用。
●DVI、DisplayPort、HDMIの豊富な3系統入力で1920×1200解像度表示
全入力ポートで1920×1200表示に対応。USB アップストリームも2系統搭載しているので、2台のPCを使用する場合も、ケーブルをつなぎ替えることなくキャリブレーションできる。また、Mini DisplayPort~DisplayPortケーブルを付属し、Thunderbolt/Mini DisplayPort出力付きのMacユーザーもケーブルを追加購入する必要がない。さらに、HDMI入力ではI/P変換に対応しているため、デジタルカメラを直接接続し、ちらつきなく撮影画像をプレビューできる。
●広色域LEDバックライト搭載で標準消費電力を削減
色再現性能の高いLEDバックライトを搭載。標準消費電力はCG247でわずか32W、従来機種に比べ22%削減し、節電、省コストに貢献する。また、画面の温度上昇も抑えられ、冷却用のファンを使わない内部設計を実現。LEDバックライトは水銀の含有がなく、廃棄時の環境負荷を低減する。
●内蔵のセンサーが自動で再調整を実施
つねに適した表示を保つためには、定期的な再調整が必要。「CG247」と「CX241」は、内蔵のセンサーを使い、あらかじめ設定したタイミングに自動で、調整結果やプリセットのカラーモードを再調整できる。従来機種「CX240」では、モニター単体でプリセットのカラーモードの補正ができなかったが、「CX241」では内蔵のコレクションセンサーを使って、常に正しいカラーモードを維持できる。
●モニター管理者向け調整ソフトウェアも用意
映像制作市場など、制作者のPCにモニター調整用ソフトウェアをインストールしない/できない環境での運用に適した、管理者向けソフトウェア「ColorNavigator NX」も用意。ColorNavigator NXをインストールした1台の調整用のPCを使って、複数台のモニターに調整情報を保存でき、その結果は各モニターの前面のボタンで切替えする「カラーモード」に割り当てられる。以後は、ColorNavigator NXをインストールしていないPCを接続しても、設定した結果を保ち、前面のボタンで簡単にカラーモードを切替えて運用できる。
・写真、印刷などのクリエイティブ作業にColorEdgeを使用する場合は、ColorNavigator 6を推奨する
・CX241(ColorNavigator Elements 付属モデル)での利用には、別途ライセンスパックの購入が必要
●暗所での表示に強い引き締まった黒色表現
バックライトを常に点灯して画像表示する液晶モニターの特性上、難しかった黒色の表現力を向上。高コントラスト比で白浮きを抑えた引き締まった黒色を表示する。
●個別調整で実現する、滑らかな階調表現
工場で1台ごとにRGB各色0~255のすべての階調を調整。理想のガンマ値になるよう、最も適した値を16bit-LUT(65281 階調)を使って選択し、256階調に再割り当てする。これにより、モニターごとにばらつきのない、極めて滑らかな階調表現を実現している。
●電源を入れてからわずか7分で、すばやく表示を安定
モニターの電源を入れてからわずか7分で輝度、色度、階調特性が安定するように設計されている。短時間のうちに信頼できる表示で使用できる。
●環境に影響されずに画面の隅々まで均一に表示できる
●映像制作向け専用機能を装備「CG247」
●疲れ目の原因になりうる表示のちらつきが気になりにくい調光方式を採用
液晶パネルも含めたフル5年間保証(使用時間は30,000時間以内)



■ 関連 URL

・「ColorEdge CG247」
 http://www.eizo.co.jp/products/ce/cg247
・「ColorEdge CX241」
 http://www.eizo.co.jp/products/ce/cx241
・EIZO株式会社
 http://www.eizo.co.jp