BOXX Technologies製品の国内販売元、トーワ電機BOXX事業部は、4.125GHZHへオーバークロックされた、8コア インテル Core i7プロセッサ搭載「APEXX 4 7402」の販売を発表した。この製品は従来(非オーバークロック時)3.0GHzのCPU定格周波数と比較して高速でシングルスレッド アプリケーションのパフォーマンスの飛躍的な向上が見込め、集約周波数33GHzでCAD、CAEや3DCGレンダリングを高速化することができる。
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■ 製品の特長

製品保証と周波数
従来のオーバークロック製品には、保証や周波数がゲーミングユーザーをターゲットしたものが多かった。しかしBOXXは、業務用向けで専門性を持つ場合にこそ、高速ながら安定動作ができ信頼性の高い速度が必要であるべきと考えている。他社製品では、保証されるクロックはギャンブル的な要素を含んだシステムでオーバークロックされており、多くの場合、システムの寿命を継続して保証するものがない。一方、BOXXのオーバークロックワークステーションでは、購入時からその速度を維持することが前提に、保証されている。

技術者が必要とするオーバークロック
BOXXは最新のCPUプラットフォームが発売された直後には独自のオーバークロックシステムを提供していない。とうのも発売開始後、市場で販売されているCPUを使用し数週間をかけ検証、最大25台までシステムを構築した厳密な耐久テストを繰り返し行うためだ。最終的な検証結果は、Autodeskのような様々なソフトウェアベンダーで認定を受け、安定し、安全なシステムを提供している。

BIOS固定設計
BOXXオーバークロックシステムは、従来のオーバークロックマシンとは異なり製品個々の設定で行うのではなく、製品モデル共有で同じBIOS設定環境で利用することができる。これは、企業のIT管理者のために不可欠であり、業務でグループ管理するために不可欠なことと考えられる。

パフォーマンス結果
オーバークロックを実現することによる実際の性能向上の証拠として、以下の表にていくつかの重要なベンチマークを確認することができる。また、併せてオーバークロックの効果についても紹介する。

上図の通り、シングルスレッド性能での最大のパフォーマンスに必要なCPUクロックにおいて8コア プロセッサの周波数とオーバークロック4コアとで比較した場合、大幅な周波数低下が生じることがわかる。しかし、8コア オーバークロックシステムでは、周波数を上げることで4コア プロセッサとの差を縮めている。

上図では、レンダリングやシミュレーションのためのコアあたりの周波数積算で、オーバークロック8コアはクロックでの37.5%の利点により、上位にあたる10コアのインテルXeonプロセッサを上回ることがわかり、さらに周波数とコアあたりで見た場合、価格的なメリットがある。

上グラフはアプリケーションによる性能比較。前世代インテル Core i7の4960X(青いバー)6コアプロセッサ、4.5GHzオーバークロック 3DBOX 4920XTモデルと最新のインテルCore i7プロセッサ5960X8コアプロセッサ(緑色のバー)を4.125GHzで使用した新モデルAPEXX4 7402ワークステーションで比較実行した場合、前世代モデルと比べ軒並みパフォーマンスは向上している。また、通常のインテルCore i7プロセッサ5960X搭載製品(赤いバー)と比較してもパフォーマンス性能に差が出ていることがわかる。

■ 関連 URL

・「APEXX 4 7402」
 http://boxxtech.jp/product_list/v/5578f0d01d715
・トーワ電機株式会社
 http://www.towa-ele.co.jp