面白法人カヤック(以下:カヤック)は、カヤックが様々な企画やコンテンツを生み出してきた発想法であるブレインストーミング(以下:ブレスト)をゲームで身につけられる「ブレストカード」を発売する。初めてブレストに挑戦する人もアイデアが出しやすく、ブレストが得意な人も、楽しみながらトレーニングできる設計となっている。経済産業省、サントリー、聖光学院中学校高等学校、パナソニック、ヤマハなどで導入が決定しています。同リリースでは、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)認定校の聖光学院中学校高等学校での導入模様を紹介する。
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■「ブレストカード」について

様々なWebコンテンツや企画を手がける面白法人カヤック。カヤックの企画はすべて「ブレスト」から生まれている。そんなカヤックの発想法が、今回初めてカードゲームとなった。「ブレスト」とは、複数人でアイデアを出し合う会議手法のこと。カヤックの「ブレストカード」を使えば、カヤックのクリエイターたちと同じようなフローで、楽しみながらアイデアを出すことができる。ビジネスの現場での会議や発想の訓練にはもちろん、チームワークの向上や頭の体操にも有効だ。

「ブレストカード」には、イラスト入りのカード100枚、他人のアイデアへの「乗っかり力」を高めるための「乗っかりチップ」7個が入っている。ブレストにおいて、面白法人カヤックが大事にしていることは、大きく2つ。アイデアの質より量を重視すること、そして、他人のアイデアに乗っかること。ブレストカードでは、この2つの原則がルールに組み込まれている。イラストからアイデアを連想する「発想力」と他人のアイデアを膨らませる「乗っかり力」を駆使してアイデアをたくさん出すことができる。アイデアの数を出し、互いに高めていくプロセスを通じて、企画力やクリエイティビティだけでなく、チームワークを高めることにつながっていく。

導入が決定している聖光学院中学校高等学校では、生徒同士が「ブレストカード」を使って、新商品企画のブレストに挑戦した。最近、授業で喫煙問題を取り上げたことから、これまでなかった「新しいタバコ」の商品企画をテーマに取り上げることに。カードをめくりながら、イラストと関連したアイデアをその場で発表。良いと思ったアイデアに「乗っかりチップ」を置き、アイデアの質をさらに高めるためのアイデアを即興でぶつけていく。イラストをきっかけに「食べられるタバコ」、「好きなフレーバーをつけられるタバコ」、「少子化を解決するタバコ」など、たくさんのアイデアで白熱。参加した生徒からは、「ゲーム感覚でブレストができる」、「引いた瞬間に考えてアイデアを出していくので、いい意味で頭を使って、鍛えられた」、「引き込まれるし、アイデアがどんどん湧いてくる」などの感想が寄せた。

同校英語科の佐藤貴明先生は、以下のように語っている。「ブレストは、これまで授業やディベート同好会の活動でも実施していましたが、カヤックのブレストカードは、楽しんでブレストできるところがいいですね。ゲームとして遊びながら、ブレスト的な思考法が自然に身についていく。聖光学院はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認定されて、探求学習というプログラムが始まったところです。自分でテーマ設定をして、そのテーマについて探求して発表するというものですが、自分のテーマを見つけるのは、なかなか大変です。こうしたブレストカードを使うことで、ちょっと違う角度から日常を見てみる。それが探求するテーマにつながっていくんじゃないかと思います」。「ブレストカード」はAmazonで発売中。カヤック社員がブレスト手法やテクニックをレクチャーするワークショップも受付中だ。

「ブレストカード」
対象年齢:10歳以上
プレイヤー数:4~7人
公式サイト:brainstorming.kayac.com
Amazon:www.amazon.co.jp/dp/B076KC54VF

「ブレストカード」導入実績
経済産業省、サントリー、聖光学院中学校高等学校、沼田晶弘先生(国立大学法人 東京学芸大学附属世田谷小学校教諭)、パーソルキャリア、パナソニック、ヤマハ、横浜市立大学