こんにちは、CGWORLD編集部です。先日から告知しておりましたCGWORLD最新号、vol.295(2023年3月号)がいよいよ本日2月10日(金)に発売です! 今月号の見どころや業界の気になるトピックを、CGWORLDアドバイザリーボードのメンバーに紹介していただきました!
CGWORLD vol.295(2023年3月号)
特集:アニメCGの現場 SPECIAL
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2023年2月10日
価格:1,540 円(税込)
オレンジの知見を結集した『TRIGUN STAMPEDE』
CGWORLD編集長・アニメーション&海外映像担当:若杉 遼
アニメ『TRIGUN STAMPEDE』をつくられているオレンジの皆さんに制作の裏話をお伺いしました。オレンジさんの作品に限らずですが、日本のCGアニメ、特にテレビシリーズの作品は、毎回どの作品も新しい表現に挑戦されていて改めて日本のCGクリエイター表現力と熱量は素晴らしいと思いました!
ユニークな作品の舞台裏『ソニックフロンティア』
ゲーム開発技術&海外ゲーム担当:榊原 寛
今月号のGame Graphics Studio掲載に向け『ソニックフロンティア』の記事制作が(本コメント執筆時に)進行中です。あれだけ高速移動するキャラクターをゲームプレイフィーリングや画づくりを損なわずに快適に動かす各部署のノウハウ、スタジオの外部から見ていても興味がありますよね? 今号でもこれからも、なるべく同業者から見てもユニークなチャレンジをしているスタジオ・タイトルの「秘密」を切り口に、読者の皆様に有益な記事づくりのお手伝いをさせていただきます!
モバイルフルトラッカー「mocopi」リリース
CGを活用した新領域&ビジネス担当:岸本浩一
小型センサーを着けるだけで気軽にモーションキャプチャできる「mocopi」がソニーから発売されました。個人クリエイターの表現の幅が広がるので、今後ますます面白いコンテンツが増えそうですね! どのような使い道があるか、会社でもいろいろテストしているところです。
求む! 各社で異なる社内インフラ情報
CGアート全般&実写VFX担当:Khaki
当社では社内ネットワークやファイルサーバ、またはNASなどをもう少し整備しようと取り組み始めました。大手~少人数、アニメ~ゲームまでの様々な会社さんのそのあたりの構築の仕方を特集した記事など、個人的には見てみたいと思ったりしています。
XRからAIへ!Microsoftの動向に注目
1月下旬マイクロソフトを震源とする2つの大ニュースがほぼ同時に伝えられました。1つはOpenAIへの数千億円規模の追加投資です。直後にはAzure OpenAI Service上でDALL-E2、ChatGPTの提供が始まり、Azureユーザは多大な恩恵を受けることになりました。
もう1つのニュースは、1万人規模のレイオフに伴いVR/MR/Hololens部門の閉鎖が伝えられたことです。MRデバイスとして業界をリードしていたHololens部門閉鎖は同様にデバイス開発・販売を行うMetaにとってどのような影響をもたらすでしょう。現時点で明らかなのは、VR元年はまた来なかったことでしょうか。残念です。
AI処理における各社GPUの性能比較
レンダラ・ハードウェア担当:澤田友明
GPUはレンダリングやゲーミング性能で語られがちですが、AI処理ではどうなのかという問いに対してTom's Hardwareがベンチマークを行なって公表しています。StableDiffusionをGPUモードに切り替えて、NVIDIA・AMD・IntelのGPUを比較した結果、必ずしも最新のGPUが速いというわけではなかったので、AI向けGPUの導入に関しては最適化の状況なども見極める必要がありそうです。
Stable Diffusion Benchmarked: Which GPU Runs AI Fastest (Updated) | Tom's Hardware (tomshardware.com)