こんにちは、CGWORLD編集部です。先日から告知しておりましたCGWORLD最新号、vol.296(2023年4月号)がいよいよ本日3月10日(金)に発売です! 今月号の見どころや業界の気になるトピックを、CGWORLDアドバイザリーボードのメンバーに紹介していただきました!

記事の目次

    ※本記事は、CGWORLD vol.296掲載の「アドバイザリーボード 今月の視点」に情報を追加して再編集したものです

    CGWORLD vol.296(2023年4月号)

    特集:とことん深掘り! ゲームのアニメーション
    判型:A4ワイド
    総ページ数:112
    発売日:2023年3月10日
    価格:1,540 円(税込)

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    読み応えたっぷり! ゲームアニメーション特集

    CGWORLD編集長・アニメーション&海外映像担当:若杉 遼

    今月は去年からずっと取材などに参加させていただいていたゲームアニメーションの特集がついに出るので、ぜひみなさんに読んでいただきたいです! ゲームアニメーションの奥深さ、面白さ、ゲームアニメーターの工夫、さらに学生などにとっては求められるスキルなども含め、かなりの情報量で読み応えあります!

    ▲特集:とことん深掘り! ゲームのアニメーション

    ゲームクリエイター甲子園 2022 選りすぐりの3本

    ゲーム開発技術&海外ゲーム担当:榊原 寛

    HOT STUFF!では、私が審査員を務めた「ゲームクリエイター甲子園 2022」から、画づくりが斬新で刺激的だった3本を取り上げさせていただきました。けして悪い意味の「学生作品レベル」ではないです。プロとして忘れてしまいがちな自由な発想、挑戦する気持ちをぶつけつつ高いクオリティで完成させた作品が多くあることに感銘を受け、ぜひメイキングを取り上げねばと企画を持ち込みました。良いですよ!

    ▲ゲームクリエイター甲子園 2022

    AIが普及した世界に向けた、次なる一手

    CGを活用した新領域&ビジネス担当:岸本浩一

    世界経済の先行き不安からGAFAMを中心とした大手テック企業が大型のレイオフを次々に実施していますが、人材の流動性が高まり、新しい産業に人が集まるチャンスとも言えます。私個人としては、AIが当たり前になった世界の「その先」に思いを巡らせています。

    AIを積極的に活用し 次世代のCG表現へ

    CGアート全般&実写VFX担当:Khaki

    現代においては、テクノロジーの進化によってAIの活用がますます重要になっています。特にCG制作においては、AIの力を借りることで、より効率的かつ高品質な作品を生み出すことができます。新しい技術を恐れず、積極的に取り入れ、次世代のCG表現を模索することがなによりも重要だと考えています。

    3D活用が進む 地理情報システム

    ゲームエンジン(映像・VR)&VIZ担当:スタジオブロス&モデリングブロス

    GIS(Geographic Information System)を3DCGに取り入れる動きが本格化しています。法務省がミリ単位の精度をもつ不動産登記の地図デジタルデータを公開しました。このデータを基にドローンが撮影した画像データをフォトグラメトリーにより3Dモデル化することができます。

    この地図データは「G空間情報センター」Webサイトから無料で入手可能です。同サイトでは都市3Dデータ「PLATEAU」がすでに公開されていますが、UnityUnreal EngineのSDKも公開され、データ活用のハードルが大幅に下がりました。さらに同サイトでは衛星写真データTellusの連携も発表されています。GIS未経験の方でも導入しやすい環境が整っているので、この機会にぜひトライしてください。

    PCパーツの購入は今がチャンス!

    レンダラ・ハードウェア担当:澤田友明

    CPU、GPUともに世代交代が進み、登場初期よりは価格も落ち着いてきていますが、少しでも安く高性能なPCを必要としている人は決算セールが開催されるこの時期が狙い目です。特に1世代前のモデルは破格値で販売されることもあります。そしてストレージやメモリは価格が下落している今が増設のチャンスでしょう。かくいう私も8TBのNASを安く手に入れました。