こんにちは、株式会社Leon Gameworksの遠藤です。

今回は、Editor Utility WidgetでWebブラウザを表示するツールを作成していきます。

記事の目次

    0:動作環境

    本記事はUE5.6.0を基に執筆しており、エディタの言語は「英語」でスクリーンショットを撮影しております。

    本記事で作成するツールのプロジェクト一式のデータは、以下からダウンロードできます。

    今回のプロジェクトデータ

    1:ツールの作成

    まずは「Web Browser」というプラグインを有効にします。このプラグインを有効にすることで、Webブラウザを表示できるウィジェットを使えるようになります。

    ▲ 「Web Browser」プラグイン

    Editor Utility Widgetを作成し、アセット名を「EUW_WebBrowser」とします。

    ▲ EUW_WebBrowser

    作成した「EUW_WebBrowser」を開き、デザイナーモードにて「Web Browser」ウィジェットを追加します。

    ▲ 「Web Browser」ウィジェットを追加

    そのほか、URLを入力するテキストボックスなど、画像のようにウィジェットを組みます。

    ▲ ウィジェットを組む

    グラフモードに移り、追加したWeb Browserウィジェットから「Load URL」ノードを配置します。

    ▲ 「Load URL」ノードを配置

    次に、左上に配置したボタンウィジェットの「On Clicked」イベントからURLの文字列を取得して、「Load URL」に繋げます。

    ▲ 「On Clicked」イベントからURLの文字列を取得

    これでツールの完成です。早速動かしてみましょう。

    ▲ ツールの動作確認

    2:まとめ

    いかがでしたでしょうか。今回はツールの作成手順としては簡単な内容でしたが、Webブラウザをエディタから表示するツールを解説しました。開発時には社内Wikiなどのドキュメントを見せたいケースがあると思います。その際はぜひこちらの内容を参考にしていただけたら幸いです。

    本記事で作成するツールのプロジェクト一式のデータは、以下からダウンロードできます。

    今回のプロジェクトデータ

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    EDIT_小村仁美 / Hitomi Komura(CGWORLD)、オムライス駆