ARスタートアップの株式会社OnePlanetにXR Engineerとして所属し、ARグラスの研究開発などを手掛けている徳山が執筆しています。Apple Vision Proの最新の動向から、開発情報など、Apple Vision Proの情報をピックアップして紹介していきます。
徳山 禎男 氏
SIerとして金融や飲料系など様々な大規模プロジェクトに参画後、2020年にOnePlanetに入社。ARグラスを中心とした最先端のAR技術のR&Dや、法人顧客への技術提供を担当。過去にMagic Leap 公式アンバサダーを歴任。
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OnePlanet
AR技術とクリエイティブに特化したARテックカンパニーです。ARは「目の前の現実世界に3DCG等のバーチャルな情報や体験を表示する」というSF映画のような技術です。今後大きな発展が見込まれている一方、今はまだ黎明期ゆえに取り扱いの難しさもあります。私たちはこのワクワクする未来の技術をより身近なものにすべく、様々なAR関連ソリューションを提供しています。
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今回はApple Vision Proアプリで3Dモデルの表示機能について説明します。
Model3D
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— Sadao Tokuyama (@tokufxug) December 27, 2023
Model3Dを使用すると、SwiftUI上に3Dモデルを簡単に表示できます。画像ファイルを表示するのと同じような実装で、3Dモデルを表示することができます。
https://developer.apple.com/documentation/realitykit/model3d/
RealityView
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— Sadao Tokuyama (@tokufxug) December 28, 2023
本格的なアプリを開発する際に、3Dモデルを活用する場合、RealityViewを使用します。RealityViewは、ARに特化したフレームワーク、RealityKitを使用して作成した3Dモデルを表示するために使用します。
https://developer.apple.com/documentation/realitykit/realityview/
まとめ
今回はModel3DとRealityViewについて説明しました。 Model3Dは、Webページの画像のような表示のみに特化しているため、アニメーションなどの複雑な機能を利用することができません。 3Dモデルにアニメーションやライティング効果などを表現する場合は、RealityViewが必ず必要になります。 Model3DとRealityViewは、使い分けが必要です。 これらの特徴を理解した上で、Apple Vision Proアプリ開発を行ってください。
また、以下にもApple Vision Proの情報や開発について、まとめています。こちらもぜひご覧ください。
全般情報
https://ar-marketing.jp/ar-technology/apple-vision-pro/
技術情報
https://1planet.co.jp/tech-blog/category/applevisionpro