Unity Technologies社(日本法人:ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社)は3月19日(木)、コーディングや専門知識を必要とせずにインラタクティブな3Dアプリケーションの作成と共有が行えるWebベースのエディタ「Unity Studio」を一般公開した。産業分野における3Dデータ活用のハードルを下げることを目的とし、専用ツールのインストールが不要な点が特徴となる。サービスはサブスクリプションで提供され、1シート年間799ドル(約127,600円)。30日間の無料トライアルが用意されている。

「Unity Studio」は、コーディングを一切必要とせず、画面上の部品をドラッグ&ドロップしたり、ロジックや変数などのノードを繋ぎ合わせるだけで、ビューアーのナビゲーションUIや3Dモデルのタイムラインアニメーションを構築できる。3Dデータを扱うチーム内において、デザイナーやトレーナーなどシステム開発を業務としないスタッフが、迅速にプロトタイプや操作訓練用のシミュレーションアプリを作成できる環境を提供する。

▲Unity StudioのUI
▲3DビューアーにナビゲーションUIを実装
▲タイムラインアニメーションの作成
▲インタラクションなどロジックはLogic Builder内でノードを接続して構築する。ノードタイプは色や形で区別されるなど、ノンプログラマーにも理解しやすいよう配慮されている

Unity Studioは産業分野での活用を想定しており、CADやBIMなどで広く使われている70種類以上のファイル形式の読み込みに対応。そして、同社のクラウド管理プラットフォーム「Unity Asset Manager」と連携することで、そうした複雑で重いデータを、Webブラウザ上での動作に適した形式に自動変換および最適化できる。作成したプロジェクトはボタンひとつで専用URLとして安全に公開でき、3Dビューアーとして関係者に共有可能だ。

▲Unity Asset Managerと連携し、軽量化したアセットをUnity Studioにインポートできる

■Unity Studio公式ページ
https://unity.com/ja/products/unity-studio

■Unity Studioドキュメント(Unity Docs)
https://docs.unity.com/en-us/unity-studio/intro

■Introduction to Unity Studio(Unity Learn)
https://learn.unity.com/tutorial/introduction-to-unity-studio

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