アドビ株式会社はAdobe Creative Cloudのユーザー事例として、漫画家・浅野いにお氏のインタビュー記事「Photoshop+Substance 3D|浅野いにおさんがテクノロジーで切り拓く漫画の新境地」を公開した。

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浅野氏は2002年『素晴らしい世界』の連載を機にPhotoshopを導入。その後、2014~2022年までビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載された『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の制作においてはMayaやUnreal Engine 4による3Dモデリングとレイアウトを活用してきた。


現在はビッグコミックスペリオール(小学館)で『MUJINA IN TO THE DEEP』を連載しており、モデリングにはBlender、テクスチャリングには Substance 3D、レイアウトにUnreal Engineを活用し、Photoshopで漫画原稿に組み込んでいるという。

Substance 3Dによるテクスチャリングの様子
レンダリング画像をPhotoshopに読み込み、レタッチして漫画原稿として仕上げる

モデリングとテクスチャリングについては、スタッフに任せることなく、浅野氏自身が行っているとのことだ。また、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』完結後には「自分一人でどこまで街を作れるか、気が済むまで試してみよう」と思い、半年ほどかけて取り組んだという。このときに制作した3Dモデルが、現在連載中の『MUJINA IN TO THE DEEP』に使われている。


浅野氏の画の中で、どのように3DCGツールとPhotoshopが活用されているのか。『MUJINA IN TO THE DEEP』第1話は「ビッグコミックBROS.NET」で読むことができるので、ぜひその観点からも見てみてほしい。

関連動画:好キコソ物ノ上手ナレ x 浅野いにお | Adobe Creative Cloud 【アドビ公式】

CGWORLD関連情報

●NEXT FIELD 2:「漫画と3DCGの親和性って、僕は結構高いと思ってるんです」(浅野いにお)

2019年にCGWORLDが行った、浅野いにお氏のインタビュー記事。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』における3DCGの活用法を深掘りしている。
https://cgworld.jp/interview/201908-nf-asano.html