アパレル企業のアダストリアは、同社が展開するメタバースデジタルファッション販売の第8弾として、アパレルブランド「GLOBAL WORK」のアイテム7点の販売を5月20日(月)から開始した。同社プラットフォーム「StyMore(スタイモアー)」からはアイテム単品またはフルセットでの購入が、BOOTHではフルセットの購入が可能。同社は「実際の商品を細部にいたるまで再現した3Dアイテムで、リアルと同様に洋服の着こなしが楽しめます」と紹介している。
制作を担当したのは3DCGクリエイターのてんぷらぱすた氏。同氏BOOTHではVRChatアバター用の3D衣装を多数販売している。
販売するデータに含まれるのはFBXファイル、unitypackageファイル、そしてPNG形式のテクスチャファイル。シェーディングには、VRChatなどのアバター利用サービス向けにMIT Licenseで提供されるシェーダ「lilToon」が使用されているため、事前にlilToonの準備が必要となる。
また、8種類のアバター「水瀬」、「狛乃」、「相楽」 、「ヴラウ」 、「くうた」 、「森羅」 、「枡花 蒼」、「一色 晴」については、Unity上で体型を合わせた状態のPrefabデータが同梱されており、干渉防止用シェイプキーを用いることで素早くアイテムを着用できるようになっている。
なお、さたにあ氏がBOOTH上で提供するアバターの簡単着せ替えツール「キセテネ」改良版での動作も確認済みとのことだ。
なおアダストリアは、販売に合わせた展示会「meet the .st」を、VRChat内で6月2日(日)・6月16日(日)に開催する予定。詳細や参加方法については、ドットエスティメタバース公式VRChatグループで案内されている。
https://vrchat.com/home/group/grp_bcf0bb5d-efa4-4f6f-9a0e-145ec688cb4d
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