フランスのアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」で6月11日(火)、長編アニメーション映画『THE LORD OF THE RINGS:THE WAR OF THE ROHIRRIM』の特別上映会が実施され、映像とスチルが初公開された。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでは初となるオリジナル長編アニメーション作品。監督は神山健治氏が務め、12月に全国公開となる。
アヌシーで発表になりました。https://t.co/PZQFPmSTXv
— 神山健治:Kenji Kamiyama (@kixyuubann) June 11, 2024
上映会では約20分の映像が公開されると共に、主人公・ヘラ王女をはじめ、ローハン王家の面々が登場する場面カット3点が公開となった。
プロデューサーは映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作と映画『ホビット』3部作の全脚本を手がけたフィリッパ・ボウエン氏(Philippa Boyens)と、Sola Entertainment・SOLA DIGITAL ARTSのCEO、ジョセフ・チョウ氏(Joseph Chou)。
Sola Entertainmentはこれまでも『攻殻機動隊 SAC_2045』、『ULTRAMAN』、『ブレードランナー:ブラックロータス(日本未公開)』など神山監督作品を多く手がけており、本作でもアニメーション制作を担っている。
なお、神山監督は昨年のアヌシーでも本作の制作についてインタビューに答えている。
動画内、神山監督の回答は下記の通りだ。
Q:プレゼンテーションを終えてどのように感じていますか?
「僕はアヌシーは2回目なんですけど、アヌシーのファンの人たちはすごくアニメーションに対して温かい声援を送ってくれるし、大きなファンなので、いつもここに来るたびに彼らに感謝しています」(1:43~)
Q:これまでのアニメーション版『ロード・オブ・ザ・リング』は本作に影響を与えていますか?
「直接はないんですけれど、やっぱりアニメーションにしていくときに、どういう雰囲気にするべきかっていうのはやっぱり描かないといけないので、そういったところは少なからず影響を受けていると思います」(8:20~)
CGWORLD関連情報
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https://cgworld.jp/feature/202008-sac1.html
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https://cgworld.jp/article/202307-ultraman.html