Maxon Computer社は9月10日(火)、デジタルスカルプト&3Dペイントツール「ZBrush」のiPad版「ZBrush for iPad」をApp Storeでリリースした。描画性能としては、1TB以上のストレージを搭載したM4 iPadの場合、サブツール当たり最大9,200万ポリゴンを描画できるという。プランは無料版と有料版の2種類があり、Maxon OneユーザーとZBrushユーザーはサブスクリプションに含まれる。
iPadのタッチ機能やApple Pencilに対応
スワイプやジェスチャーといったタッチ機能による描画サイズやフォーカルシフトの変更、アンドゥ・リドゥ操作ができるほか、Apple Pencilのダブルタップやスクイーズに機能を割り当てることができる。
搭載されるブラシは約200種類
ブラシは、デスクトップ版ZBrushの約500種類に対して約200種類を搭載する。
UIのカスタマイズに対応
デスクトップ版ZBrushのクイックメニューを拡張したZBrush for iPadのメニューが用意されているほか、下部のバーによく使うブラシやマテリアルなどを配置して、作業環境を効率化できる。
デスクトップ版との併用
Maxon OneとZBrushのサブスクリプションユーザーは、ZTLファイル、ZPRファイルをZBrush for iPadとの間で送受信できるほか、GoZによるバージョン間のファイル移動にも対応する。
搭載される主要機能
- Sculptris Pro
- Zリメッシャー(ZRemesher)
- ダイナメッシュ(Dynamesh)
- ポリペイント(PolyPaint)
- サブディビジョンモデリング
- アレイメッシュ
- インサートブラシ
- ライブブーリアン
- VDM(Vector Displacement Meshes)ブラシ
提供形態と価格
ZBrush for iPadはZBrushとMaxon Oneサブスクリプションに含まれるほか、単独でのサブスクリプションも提供される。また、ブラシの種類や各種機能が制限された無料プランも用意されている。
ZBrush for iPad単独でのサブスクリプションは、月払いが毎月1,500円、年払いが13,000円となる。
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